男性が女性に顔をスリスリとしてくるのには理由があります。
一般的に男性が女性に顔をスリスリする行動は関係の近い人だけができることです。
けれどスリスリされた女性側としてどう反応すれば良いか分かりませんよね。
そこでここでは男性が女性に顔をスリスリしてくる理由や心理を詳しくご紹介します。
顔をスリスリしてくる心理1:甘えたい
男性は女性に甘えたいという単純な心理から顔をスリスリしてきます。
例えば大勢で集まった会が解散した時に二人きりになる機会が与えられ、その瞬間にだけ顔をスリスリさせてくるなら、二人きりになれることを心待ちにしていたということです。
そして大勢でいるからと行動を抑えて我慢していたことが考えられます。
本当は密着したり甘えたりしたかったものの、周りには人目があるからできないとフラストレーションを溜めていたのです。
特定の女性に対して人前でイチャイチャしたり極端に甘えたりするのは、大人の男性なら当然避ける行為です。
男性としてのプライドもあり、いつでもどこでも甘えたいからと言って甘えられるわけではありません。
そのため、甘えの感情や行動は我慢することになりがちです。
遠慮やためらいがあってできなかったことを、二人きりになった瞬間に発散しようと思っているのが男性の本音です。
素直に甘えたいという気持ちは、男性であっても女性であっても自然な感情です。
特に、特別な女性には思い切り甘えたいと思うものです。
その甘えを表現する一つの方法が、顔をスリスリするという行為です。
言葉で表現するのが不得意な男性であれば、特にこのような身体的な行為で甘えを表現したくなってしまうものです。
抱きついたり手や肩などに触れるという行為よりも、顔をスリスリするという密着度の高いスキンシップによって、より強く甘えたいという気持ちを表している場合もあります。
もし恋人などの近い関係性なのであれば、受け入れて甘えさせてあげたり気持ちをくみ取ってあげることで、男性は満足してくれます。
しかしあまり親しみを持たない相手であれば、きちんと拒否をしましょう。
そうしないと軽い女と見られてしまいます。
顔をスリスリしてくる心理2:一緒にいることを実感したい
顔でスリスリするという行動は、離れている時た会えない時はできない行動です。
離れている間に寂しい思いをしていたり早く会いたいと思っていた男性であれば、一緒にいることやそばにいることを肌で感じたいと思うものです。
肌で感触を実感することで、一緒にいられている幸せをより強くしてくれる行動なのでしょう。
「やっと会えた」「本当に隣にいる」「そばで安心したい」といった、女性への欲求の表れです。
肌で女性を感じることで、一緒にいることをさらに実感し、浸っている状態と言えるでしょう。
言葉だけでなく、肌と肌を触れ合わせることで、より強く、直接的に気持ちを伝えたいのかもしれません。
顔でスリスリすることで相手の肌や体温を直接感じ、気持ちを落ち着かせたい時もあります。
寂しさや不安な気持ちを解消しようとしているのでしょう。
なかなか会えない日々が続いていたり不安に思うことが多かったりすると、このように女性をそばで感じたい気持ちが膨らみます。
会えない時はどうしても寂しくなったり不安になったりしてしまうものです。
会えない間に募ってしまった不安を解消したくなるのは自然な気持ちの動きです。
そばにいることを顔でスリスリすることで実感することができれば、男性は安心し幸福感を得られます。
男性が安心し幸福感を得られれば、女性にもその気持ちは伝わるでしょう。
ふたりが一緒に安心し幸福な気持ちになれるのはとても良いことです。
ふたりの間に落ち着いた幸福感が生まれ、関係がより安定したものになるでしょう。
顔をスリスリしてくる心理3:女性の匂いを感じたい
目で近くにいることを感じ、会話で一緒にいることを感じ、さらに匂いによって女性の存在を感じたいという男性が、顔をスリスリしてくることがあります。
一緒にいるという安心感をさらに強めたいという心理で、五感をフルに活用することで満足できているのでしょう。
顔をスリスリすることで、鼻が女性の肌の近くにまで接触し、匂いを強く感じることができます。
「こんなにも近い距離にいる」「匂いがするほどそばにいる」という安心感を得る為には、顔を女性に近づけてスリスリするのが一番良い方法。
犬が大好きな飼い主の匂いに敏感なように、好きな女性や彼女の匂いに敏感に反応してしまうのでしょう。
好きな女性の匂いを感じたいというのは、本能的な欲求の一つで、このような欲求を持つ男性は珍しくありません。
このような男性の場合は、女性の匂いを記憶していることもあり、すれ違った時に同じ匂いがすると振り向いて確認したりといった行動が見られることもあります。
繰り返し好きな女性の匂いを感じることで「好きな女性と一緒にいるのだ」ということを深く体感することができます。
匂いというのはかなり接近しないと感じられないものです。
匂いを感じられるほどそばにいるという安心感や満足感を得ることができます。
顔をスリスリするという行為では、視覚だけでなく、嗅覚や触覚をフル活用して相手の存在を感じることができます。
すべてで女性を感じたいという気持ちが、顔をスリスリするという行動に表れているのでしょう。
顔をスリスリしてくる心理4:何も聞かないでほしい
安心したい、感じたいという他にも、少し変わった心理が隠されているケースもあります。
男性がやましいことを隠していたり、会話をなるべくしたくないと思っている時に、顔をスリスリする場合もあります。
隠し事があり、面と向かって話し合うのがなんとなく気まずいので、逆に顔をスリスリするという行動に出てくるのです。
会話を避けて、顔をスリスリすることでその場をごまかそうとする心理です。
顔をスリスリすると、女性は「え?どうしたの?」という気持ちになり、どこか守ってあげたくなるような気持ちになったり、黙って受け入れてあげたりといった母性本能が働くことがあるでしょう。
その思いを利用して、女性を黙らせるだけの手段として悪だくみしている可能性もあります。
例えば彼女がいながらも、他の女性と浮気をしてしまった時、顔をスリスリして甘えた行動をとり、彼女を安心させて何も聞いてこさせない。
こうすることで、疑われたり質問されることを回避でき、自分の罪を隠すことができます。
顔をスリスリしながら目を合わせることは難しいですよね。
気まずいことややましいことがあると、相手と目を合わせることを避けたいという心理もあります。
このように、目を合わせることが気まずいため、ごまかすように顔をスリスリしてくる男性もいるのです。
男性が甘えてきていると勘違いし何も聞かないでいると、男性の思惑通りになってしまうこともあります。
なんとなく顔をスリスリする方法が怪しかったり、不自然だなと感じる場合は注意してみましょう。
特に何の脈絡もなく突然顔をスリスリしてきたり、普段と様子が違ったりする場合は要注意です。
顔をスリスリするというスキンシップでその場を誤魔化されることなく、しっかり話し合うように誘導しましょう。
顔をスリスリしてくる心理5:自分を受け入れてもらいたい
男性は自分を受け入れてもらいたいという気持ちから、顔をスリスリしてくる場合もあります。
顔をスリスリするのは、一般的には小さな子どもが母親にするような行為です。
仲良くもない男性が顔をスリスリしてきたらびっくりし拒否してしまうのが普通です。
そのような一般的ではない行為を女性に対してすることで「自分は甘えてもいいんだ」「こんなことをしても許されるんだ」ということを実感し、自分が女性から受け入れられている、ということを実感したいと考えています。
男性は一般的にプライドが高く、普段はかっこいい男でいたいと思っていることが多いものです。
かっこいい自分でいたい反面、自分の弱い面や甘えた面を女性に受け入れてもらいたいという男性の心理の表れの可能性もあります。
弱さや普段は他人に見せない自分の姿を女性にさらすことで、女性にとって自分が特別な存在である、受け入れられていると感じ、安心します。
相手の弱い面や甘えたところも受け入れてもいいな、と思えたら、思い切り顔をスリスリさせてあげるとよいでしょう。
顔をスリスリしてくる心理6:スキンシップを求めている
女性とイチャイチャしたいと思っていながらも、なかなか口で言うことができない人は、行動で示すこともあります。
顔をスリスリすることによって女性にその気になってもらいたい、あるいは女性からもスリスリされたいという気持ちが隠されているのでしょう。
シャイな男性やムード作りが苦手な男性、口下手な男性であれば、行動で「もっとかまって」「イチャイチャしよう」というアピールです。
顔をスリスリすることで女性の反応を見て、様子を見ている場合もあります。
顔をスリスリすることが許されたら、その先のスキンシップを続けてもいいかなと内心では考えいます。
スキンシップを求めているため、その後の女性の対応次第で行動や展開が変わってきます。
顔をスリスリすることで様子を見ている場合は、女性の反応次第で、その後の男性の対応も変化します。
もし女性がスキンシップを求めていない状態ならば、軽く流してみたり「ちょっとやめてよ」と拒否することで、その男性は諦めてくれます。
少しでも嫌だなと感じたら、早い段階できっぱり拒否してしまうことも大切です。
男性が顔をスリスリしてくる心理を知ろう
二人の関係がよっぽど近くないと、顔をスリスリするという行動は見せません。
心を許していたり、女性に求めるものがあるからこそ、大胆とも言える行動をしてきているのです。
隠されている心理を読み取って、応えてあげたり、あるいは拒否したりして、自分の気持ちを相手に伝えてみると良いでしょう。