3.10月の誕生石オパールの特徴
オパールの代表的な産地は、オーストラリアやブラジル、メキシコなどです。
「オパール」はギリシア語の「opallios(オパリオス.色の変化を見るの意)」にルーツを持ち、さらに語源をさかのぼって古代インドのサンスクリット語「ウパラ(貴重な石の意)」に由来するとされています。
日本では卵の白身に似ていることから「蛋白石」と呼ばれました。
角度によって様々な色合いを見ることができ、すべての宝石の色合いを持つ貴重な石とされてきました。
角度によって色合いが虹色のように変化することを「遊色効果」と言い、こうした性質をもつオパールのことを「プレシャス・オパール」と言い、日本人に特に好まれている宝石です。
一方、色合いの変化が見られないものは「コモン・オパール」と言いますが、宝石としての価値が高いのはプレシャス・オパールです。
オパールは水分を含む唯一の宝石で、十分乾燥させても割れずに耐えられた石だけが宝石用として加工されます。
また水分を含むことから、アンチエイジングや心身のみずみずしさを象徴する宝石ともされています。
硬度が低いため傷つきやすく、原石を扱う際には水に浸すなど扱いに注意が必要な宝石です。
地色が黒のものはブラックオパール、地色が白系統のものはホワイトオパール、赤・橙・金色系統の色合いをもつものはファイアオパールと呼びます。