1.1月の誕生石ガーネットとは
ガーネットの名前は、種子を意味するラテン語「グラナタス」が由来とされているので、「多産」の石と言われています。
日本ではザクロの赤い果肉の色に似ていることから「ザクロ石」と呼ばれています。
ガーネットの結晶が地中に広がる様子は、まさに口を開けたザクロを思わせますね。
しかし、実はガーネットの色は赤だけではないのです。
あまり知られていないのですが、ガーネットの色は約14種にも分けることができます。
それは、黒みのあるものからオレンジ色まで幅広いカラーバリエーションとなっています。
こういった色味は、石自体の構造が同じでも、含まれている鉄やマンガン、クロムなどの成分によって左右されます。
最も知られているガーネットの色といえば、深みのある赤色のもので「アルマンディン・ガーネット」と呼ばれています。
古くは、友人との別れの際に、再会を約束して交換しており「信頼と愛の石」とされていました。
また、その美しいワインレッドから「血止めの薬」を連想させ、身を守る効果があるとも言われていたのです。