3.どの世界へ行くかを決めるのは何か
では、私たちはいったい六道のどの世界の住人になるのでしょうか。
残念ながら、あなたは自分で行き先を選ぶことはできません。
ここで重要なのは、その人が現世でどのような生き方をしてきたかということです。
仏教には因果の道理があります。
因果応報の法則といえばわかりやすいでしょう。
仏教の根幹には、原因には結果が伴うという考え方があります。
自らの行いが自らに返ってくると教えているわけです。
その人物が生前どのような原因をつくったか。
その内容しだいで、結果である来世のあり方が決定します。
その行いを「業」と言います。