1.輪廻と転生
輪廻転生は「りんねてんしょう」、または「りんねてんせい」とも言います。
輪廻は車輪が回ること。
転生は生まれ変わることですね。
私たちは永遠の命を授かっているわけではなく、いつかは必ず死を迎えます。
でもその後はどこへ行くのでしょう。
死後にいったんあの世へ還った私たちの魂は、再び生を受けます。
遠い過去から遥かな未来まで、私たちはまるで車の輪が回るように、生死を繰り返しています。
こうした考え方は、古来、世界の各地に存在してきました。
特に仏教やヒンドゥー教、そして東洋思想などに強くみられる死生観の一つです。
生まれ変わるといっても、全ての人が人間に転生するとは限りません。
動物や植物に生まれ変わる場合もあります。
なぜこうした違いが起こるのでしょう。
そして、現世を終えた後、私たちの魂が辿り着くのはどのような世界なのでしょうか。