【輪廻転生とは】輪廻転生の意味を知ろう

最終更新日:2022年12月1日

2.死後、人間はどうなるのか

死んだ後、私たちの行き先は六通りの世界に分かれます。

これを「六道」と言います。

人間は、この世の報いによってこの六道で生死を繰り返すとされています。

六種の世界とは、地獄道、餓鬼道、畜生道、修羅道、人間道、天道。

一つひとつみていきましょう。

まずは地獄道。

罪を償わせるための世界で、最も苦痛の激しいところであり、さまざまな苦しみを受けます。

つぎに餓鬼道。

欲望にあふれた世界です。

ここでは食べ物や飲み物を口に運ぶと炎となり、飲食ができません。

餓えと渇きに悩まされます。

ここから抜けだそうとしてさらに罪を重ねてしまいます。

三つめは畜生道。

動物界の弱肉強食の恐怖におびえ、お互いに傷つけ合います。

本能のみで生きているため、自分だけが救われればよいとします。

以上の三つの世界が苦しみの激しい世界とされ、「三悪道」と呼ばれます。

四つめは修羅道。

ここでは怒りに我を忘れ、闘争にあけくれます。

独善的な世界です。

そして人間道。

ここに今の私たちがいます。

四苦八苦の苦しみがありますが、楽しみもありますね。

また、唯一自力で仏教と出会える世界でもあります。

最後に天道。

人間より優れた存在である天人の住む世界です。

寿命が長く、苦しみより楽しみのほうが多いですが、やはり生病老死があります。

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