3.ホタルブクロ
ホタルブクロは野山などで、見かける多年草です。
6~7月に先端が五つに分かれた細長い釣鐘型の花をうつむかせて咲かせます。
5㎝ほどの花の色は白、赤紫、紫とあり、風情あるたたずまいをしています。
和名のホタルブクロは昔子どもたちが蛍を捕まえてこの袋状の花の中に入れて遊んだからや、提灯によく似た花なので古い言葉で提灯を意味する「火垂」が語源となっているなどと言われています。
昔から身近な花としてホタルブクロは存在していたことが分かります。
そんな花に込められている「正義」の花言葉。
属名の「カンパニュラ」はラテン語の「campana(小さな鐘)」からきていることからも分かるように、教会の鐘のイメージからきています。
ホタルブクロの正義の花言葉は、宗教的な意味を持っています。
ホタルブクロのその他の花言葉は「忠実」「感謝の心」「愛らしさ」が挙げられます。
どれも釣り鐘型の花の形からきていて宗教的な観点からつけられました。
愛らしさも「神の子」という愛らしい存在という意味を持っています。
ホタルブクロの正義とは神の意図をくみ取った上での正義だと言えます。
宗教的な正義は他の宗教から見ると正義と程遠いこともしばしばあります。
しかし、それを信じている限り正義には変わりないのです。