成長を意味する花5:ツクシ
トクサ科の植物スギナの胞子茎で、北半球の温帯地域が原産とされています。
由来には複数の説がありますが、漢字では「土筆」と書きます。
これは土に刺した筆のような見た目から来ているとされています。
また、別名の「地獄草」というのは根を深く伸ばしてよく育つ様子からきています。
インパクトがありますが、その分ツクシの持つ生命力の強さを表していますね。
春に出てくる薄茶色の胞子茎がツクシですが、成長後にはスギナと呼ばれる鮮やかな緑色の栄養茎を伸ばします。
ツクシというと先端がコロンとしていて可愛らしい茶色のイメージが強いですが、成長過程でまた違った姿を見ることもできます。
春にまっすぐ上空に向かって伸びていく姿から「向上心」という花言葉があります。
その他にも成長の早さなどから「意外」「驚き」といった意味も込められています。
向上心を持って何事かに取り組む時に自分の部屋に置いておくことをオススメします。
山菜として食べることも出来ますので、春の味覚として舌でも季節感を味わえます。
鮮やかな花を咲かせることはありませんが、ツクシを見つけると春の到来を実感して明るい気持ちになれますね。