守るを意味する花3:ミツマタ
ジンチョウゲ科の低木で原産地は中国です。
枝が3つにわかれるところから名前の由来が来ています。
冬になると葉を落とし、新しい葉がつく前に枝の先に小さな花が集まって咲きます。
葉が隠すこともないので、半球状にまとまって咲く花の姿がかわいらしく際立って楽しめるのが特徴です。
花の見頃は2月から3月で、春の訪れとともに甘い香りを漂わせることから、日本では仲春(3月6日頃から4月4日頃)までの季語としても使われています。
黄色い花が一般的ですが、中にはアカバナミツマタという品種もあります。
剪定の必要がほとんどないので、日当たりさえ良ければ育てやすい樹木です。
また、切り花としても市場に出回っています。
樹皮に含まれる強い繊維が特徴で紙・紙幣の原料にも利用されていることで有名です。
花言葉は「強靭」の他に「肉親の絆」「永遠の愛」などがあります。
力強い表現が多く、誰かを守りたいという思いや、家族や大切な恋人などに届けたいメッセージが重ねられますね。