守るを意味する花2:ベニバナ
キク科の花で、原産地はアラビア・エジプト・地中海沿岸などとされています。
春から夏に小ぶりな花を咲かせ、見頃は6月~7月あたりになります。
咲き始めは黄色の花びらを付けますが、徐々にオレンジから紅色へと変化していく様子が楽しめます。
花言葉は「包容力」の他に「特別な人」「愛する力」「化粧」「装い」といったものがあります。
花言葉の一部は、この花で口紅に利用できる色素が取れることからきているとも言われています。
以前は、観賞用として楽しむだけではなく様々な効用から、染料・食用油・漢方薬など身近なところでも広く活用されていました。
山口県の最上川流域で多く栽培されている、モガミベニバナという品種もあります。
特に江戸時代にはベニバナの多くをこちらで栽培していたとされています。
また多数の品種の中には突然変異によって生まれたシロベニバナという花もあります。
鮮やかな花びらはドライフラワーにして楽しめるので、季節問わず身近に置いておくこともできます。
古くから身近な分野で使われていた花と思うと、かわいらしさだけでなく力強さも感じられますね。