切ないを意味する花1:ワスレナグサ
ワスレナグサの花言葉は有名ですね。
あまりお花に興味のない男性でも知っている方は多いのではないでしょうか。
そう「私を忘れないで」です。
この花言葉の由来には、ドイツの若い騎士の伝説があります。
騎士ルドルフには、ベルタという恋人がいます。
ある日、ルドルフとベルタがドナウ川の岸辺を散歩していると、青いキレイな花が咲いているのを見つけます。
ルドルフは、ベルタのためにその青い花を摘もうとするのですが、あやまって川に落ちてしまいます。
川の流れにのまれたルドルフは、自分が流されていくにも拘らず、摘んだ青い花をベルタに投げ、「僕を忘れないで」と叫んで、そのまま流されて死んでしまいます。
遺されたベルタは、生涯この花を身につけて暮らしたそうです。
「私を忘れないで」という気持ちの中に、
「自分はこのまま死んでしまい、もう会うことはできない。どうにもしがたい。でも、自分のことを忘れないでほしい」
そんなルドルフのなんとも切ない最後の感情が表れていますよね。