花言葉で「助けて」を意味する花6つ。辛いことがあった時に飾る花とは

最終更新日:2022年12月1日

4.別れやなぐさめの花 ミヤコワスレ

ミヤコワスレは、「しばしのなぐさめ」「別れ」など、悲しい花言葉を持っています。

悲痛に助けを求めるこれらの花言葉の由来は、鎌倉時代の順徳天皇の逸話に由来します。

承久の乱で敗れた順徳天皇は、佐渡島へ流罪を言い渡されます。

佐渡で孤独な日々を送っていた順徳天皇は、誰かの助けを一心に望んでいたことでしょう。

そんな彼の前に、ミヤコワスレの花が咲きます。

白くかわいらしい花々を咲かせるミヤコワスレの姿に、順徳天皇はしばしの間、都への思いを忘れられたと言います。

これがミヤコワスレの名前と、花言葉の由来です。

ミヤコワスレの可憐な姿は、たしかに見る者の心を癒してくれます。

順徳天皇のような失意の中にあっても、「私を助けて」という悲願は一時忘れ去られるのです。

厳密にいえば、ミヤコワスレは「助けて」という花言葉ではありません。

しかし、ミヤコワスレの花言葉は「しばしのなぐさめ」であり、「永遠のなぐさめ」ではありません。

ミヤコワスレの花がもたらす癒しの効果もいずれは消滅します。

そのとき、私たちは再び「助けて」という嘆きに苛まれることでしょう。

そのため、あえてミヤコワスレを「助けて」を意味する花としてご紹介しました。

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