2.祈りと助けを意味する花 サンダーソニア
サンダーソニアの花言葉は「祈り」です。
「私を助けて」と祈る切ない思いが込められています。
なぜ、サンダーソニアが「助けて」と祈る花言葉を持つことになったかというと、一人の入植者の物語に行きつきます。
1851年、南アフリカの入植者であるジョン・サンダーソンが、黄色いベルの形をしたかわいらしい花を発見します。
それはまさしくクリスマスのベルのようだったため、そのまま「クリスマス・ベル」と呼ばれたり、提灯のようなユリという意味の「チャイニーズ・ランタン・リリー」と呼ばれたりしました。
それがサンダーソニアです。
サンダーソニアには、入植者であったサンダーソンの、祖国を思い慕う「祈り」が込められていると言います。
祖国から遠く離れた場所で、サンダーソンは孤独を感じ、誰かに助けてもらいたいと願っていたはずです。
サンダーソニアは、そんな彼の祈りに寄り添った花です。
黄色く可憐なサンダーソニアは、頭を垂れて祈るような見た目をしています。
その慎ましやかな「祈り」の花弁は、「私を助けて」と嘆く人々の心を癒してくれるでしょう。