2.ソーダライトの歴史
古くからラピスラズリと間違えられてきたソーダライトですが、その反面でラピスラズリと同じくらいのパワーを秘めているとされてきました。
古代エジプトでは、ラピスラズリの重要性はとても高いものでした。
宝飾品に使用されるのは当たり前でしたが、ソーダライトの首飾りなども出土しているため、近い扱いを受けていたと思われます。
ただし、時が経つにつれて、粉砕したらその青色が失われしまう特徴があり魔除けの顔料などとして使用できないという印象を持たれてしまっていました。
そしてそこからラピスラズリやアジュライトとの差が広がっていきました。
ですが、現代に至るまでに少しずつソーダライトの秘めたるパワーが再評価されています。
19世紀にカナダで上質なソーダライトを含む堆積層が見つかり、そこに眠っていたソーダライトを丁寧に採掘して、宝石として流通させたことがきっかけとなり、現代ではラピスラズリよりも安価なソーダライトも十分なパワーを持っているという点から人気が高いパワーストーンとなりました。