雲母というと、まずは中学校の理科の授業を思い出す人が多いのではないでしょうか。
顕微鏡で覗き込んだ際にキレイな結晶が観察できたでしょう。
この雲母の種類として、有名なのがレピドライトという種類で、キラキラ輝く鱗状の結晶が特徴です。
今回は、その雲母がどれほどのパワーを秘めているかご紹介します。
1.雲母とは
雲母の仲間のうちの1つであるレピドライトは、ピンクや薄紫色、灰紫色などの色彩を持ち、レピドライト自体に含まれているリチウムの量によって変化します。
また、レピドライトは真珠光沢を持っていて、鱗のように剥離する性質を持つことから「Lepidos」というギリシャ語で「鱗」の意味を持つ言葉が語源になっているとされています。
雲母の種類の中には、日本で発見された少し紫がかった雲母も存在し「益富雲母」と呼ばれていて、非常に珍しいとされています。
他の石との関係性として、トルマリンやクンツァイトなどと、共生していることが多く、それらの特徴を混合した結晶が採掘されることもあります。
何かを変え改めるという「変革」の石としても、レピドライトは親しまれてきました。
とにかく現状を変えたい、物事を反対向き、つまりいい方向へ持っていきたいなど、そういった時のお守りとしても重宝されてきました。