
雲母というと、まずは中学校の理科の授業を思い出す人が多いのではないでしょうか。
顕微鏡で覗き込んだ際にキレイな結晶が観察できたでしょう。
この雲母の種類として、有名なのがレピドライトという種類で、キラキラ輝く鱗状の結晶が特徴です。
今回は、その雲母がどれほどのパワーを秘めているかご紹介します。
1.雲母とは
雲母の仲間のうちの1つであるレピドライトは、ピンクや薄紫色、灰紫色などの色彩を持ち、レピドライト自体に含まれているリチウムの量によって変化します。
また、レピドライトは真珠光沢を持っていて、鱗のように剥離する性質を持つことから「Lepidos」というギリシャ語で「鱗」の意味を持つ言葉が語源になっているとされています。
雲母の種類の中には、日本で発見された少し紫がかった雲母も存在し「益富雲母」と呼ばれていて、非常に珍しいとされています。
他の石との関係性として、トルマリンやクンツァイトなどと、共生していることが多く、それらの特徴を混合した結晶が採掘されることもあります。
何かを変え改めるという「変革」の石としても、レピドライトは親しまれてきました。
とにかく現状を変えたい、物事を反対向き、つまりいい方向へ持っていきたいなど、そういった時のお守りとしても重宝されてきました。
2.雲母(レピドライト)は地味?
レピドライトは、ピンクや赤紫色の色彩を持っていますが、明確な色の名前がありません。
それは、レピドライトの色合いが、赤や紫色を混ぜ合わせた感じになっているため、その色を決められないのです。
派手ではない、地味さがレピドライトの印象であると認識されている方も多いでしょう。
ところが、この地味な特徴が功を奏している部分もあります。
例えば、他の石と併用する場合、その石の色合いが、黒や赤などの主張の強いものだったとしても、不思議と問題なく溶け込んでしまいます。
さらに、地味=落ち着いている印象があるため、人間の肌との相性も良く、時折、雲母の結晶が放つ輝きが、奥深い魅力を与えてくれます。
そういった理由から、あまり派手ではないため、女性だけではなく、男性にも人気があるパワーストーンです。
3.パワーストーンとしての雲母(レピドライト)
レピドライトは「精神の安定」が特徴のパワーストーンであり、心の奥底に眠っている真の感情と、脳内で考えている理性的な部分に働きかけ、精神の調和をサポートしてくれる力があります。
簡単に言うと、ストレスの軽減や、心の平穏、深い癒しなど、感情を安定させ、物事をポジティブに捉えられるようになるといわれています。
また、変革の石でもあるため、身の回りの環境の変化をすんなり受け入れられるようになり、古い考えや行動などのこだわりを忘れさせてくれる効果もあります。
その他にも、美的感覚や色彩感覚の向上や、自らの進路上から苦手な物を希望の存在に変えることも可能なので、これから不得意な事に挑戦するときなどに身に着けるとよいでしょう。
更に、身体に対する効能として、不眠を安眠に変えてくれる、アレルギーや疲労をなくしてくれるなど、現代の人々が悩んでいる事柄に対しても大きな効力を発揮してくれます。
具体的なアイテムとして、ブレスレットやペンダントが代表的ですが、ブレスレットに関してはその身に着け方で、効果が変わるとされています。
右手にブレスレットを付けた場合は、人と関わる際にモチベーションを高める効果があり、より積極的な気分になれます。
左手に付けた場合は、普段からストレスを感じている人や、感じやすい人に対して、そのストレスをレピドライトが解消してくれます。
また、安眠効果をより高めたい際は、ベッドサイドに原石を置き、タンブルとして枕の下に入れて眠ると、寝付きが悪い人でも快眠を得ることができます。
5.雲母(レピドライト)の選び方
レピドライトは衝撃に非常に弱く、鱗状の特徴もあってか、剥離しやすい性質を持っています。
もし、海外などで購入される際は、しっかりと運送したにも関わらず、白い細かい傷が石の表面に付いてしまいやすいので、自分で取り扱う際も十分に注意して頂きたいです。
また、水や紫外線にも影響されやすいため、ブレスレッドやペンダントを身に着けて外出される場合は、太陽の光を浴びやすくなってしまうので、長時間、直射日光に当てたり、夏場などの気温が高い時に、汗を大量にかいてしまった場合に濡れさせてしまうことは避けた方がよろしいです。
雲母を身に着けよう
一見地味なようで、実はものすごい力を秘めているレピドライトですが、まさに現代のストレス社会で、不安を感じている人や自分に自信のない人、挑戦を躊躇っている人へ向けた頼りになるパワーストーンです。
また、派手さがあまりないので男性にも身に着けやすいので、全ての年代の男性、女性にオススメです。
自分を変えたいと思っている方はぜひ、レピドライトの力に頼ってみて下さい。
きっと良いことがありますよ。