花言葉で「復活」を意味する花をご紹介します。
復活には色々な意味合いがあり、肉体的、精神的なものから、人間関係の復活を表すものもあります。
それぞれの状況に適した花を選んで、花言葉に願いを込めてみましょう。
入院していた人が退院した時や、療養から復帰した時、成績が低迷していた人が復活勝利した時のお祝いなどに贈りましょう。
復活を意味する花1:ラッパスイセン
ラッパスイセンはヒガンバナ科の球根で、3〜4月に最盛期を迎えます。
春の訪れを感じる花です。
スイセンの中でも大きめで、華やかな印象を与える花です。
色は白、黄色です。
ラッパスイセンの由来は、副花弁がメインの花弁よりも長く、ラッパの形をしているためです。
復活祭前のレントの時期に咲くことから「レントリリー」とも呼ばれます。
ラッパスイセンの花言葉は「復活」「再生」です。
復活祭に使用されることに由来すると考えられます。
イースターエッグやうさぎとともにラッパスイセンが描かれたイラストも目にしますよね。
入院のお見舞いや退院のお祝いなどにぴったりの花言葉です。
ラッパスイセンには「尊敬」という意味もあるため、目上の人に贈ると喜ばれるかもしれません。
黄色いラッパスイセンは「再愛」という復縁の意味での復活になります。
復縁したい相手には黄色いラッパスイセンを贈ってみましょう。
ただし、スイセンには「うぬぼれ」や「自己愛」という言葉もあるため、贈る際にはきちんと意図を伝えた方がよいかもしれません。
復活を意味する花2:イースターカクタス
イースターカクタスは森林性のサボテンで、復活祭の頃に花を咲かせるものを指します。
ブラジル原産で、3〜4月にエキゾチックな花を咲かせます。
砂漠に生えているイメージの強いサボテンですが、イースターカクタスは森林の樹木や岩場に根を絡ませて生えています。
シャコバサボテンと似ていますが、葉や花の形から区別することができます。
寒さに弱いので、日本で冬越しする際には温度や日当たりに注意が必要です。
イースターカクタスの花の色はピンクや白、赤などがあります。
花が星のような形をしていることから「ホシクジャク」とも呼ばれます。
イースターカクタスの花言葉は「復活の喜び」です。
復活祭に由来していると言われています。
イースターカクタスには他に「情熱」「恋の年頃」という花言葉もあります。
ブラジル原産の植物らしく、ポジティブで前向きな花言葉が並んでいます。
イースターカクタスの花は、見た目も花言葉も南国らしい明るさを持っています。
贈り物として、色んな場面で使えそうですね。
復活を意味する花3:クワズイモ
クワズイモはサトイモ科の多年草で、春から夏に花を咲かせます。
日本では四国や沖縄地方で自生していますが、耐寒性が強く、日本全国で育てることができます。
ハートの形に似た葉を持ち、大きさも様々で、傘のように大きい種類もあります。
どんな部屋にも馴染んでオシャレな空間を演出してくれるため、観葉植物として人気があります。
里芋によく似ていますが、里芋の芋が土の中にあるのに対し、クワズイモの根は地上に出ていることから区別できます。
また、クワズイモには毒性があるため食べられないことから、「食わず芋」と名付けられました。
クワズイモの花は白色で、棒状のトウモロコシのようなユニークな形をしています。
花弁のように見えるのは仏炎苞と呼ばれるものです。
クワズイモの花言葉は「復縁」です。
これは葉の形がハート型をしていることに由来します。
復縁を望むとき、クワズイモをインテリアの一つとして部屋に置いておくと願いが叶うかもしれません。
人間関係の復縁を意味するため、職場に置いておくと円滑な人間関係が構築できるそうです。
クワズイモは成長が早く、どんどん上に伸びていくことから「出世芋」という別名もあります。
観葉植物には運気アップの効果もあるため、部屋に飾っておくことでたくさん良い効果が得られるかもしれません。
復活を意味する花4:ユーカリ
ユーカリはフトモモ科の常緑性高木の総称で、約500種類以上あります。
コアラの食料として有名な植物ですが、コアラが食べるユーカリは約30種類程度だそうです。
ユーカリは大きいものだと樹高100メートルにも達する大きな樹です。
エキゾチックで独特な花を咲かせますが、樹高が2メートル以上に育たないと開花しないため、日本で花を見ることは難しいとされています。
花のカラーバリエーションも豊富で、白やピンク、黄色、オレンジなどがあります。
葉は銀色がかった緑色で、落ち着いた雰囲気があるため、フラワーアレンジメントにも利用されます。
ユーカリの花言葉は「再生」です。
ユーカリの種子が山火事の後の降雨によって発芽するという、生命力の強さにちなんだ言葉です。
焼け野原になってしまっても、また芽を出して力強く成長するユーカリは「復活の木」とも呼ばれています。
残念ながらユーカリの花を日本で手に入れることは大変困難です。
花は咲かなくても鉢植えの幼木であれば、部屋のインテリアとして楽しめます。
失敗しても前向きに頑張っていこうとしている人に、ユーカリのパワーを贈ってあげたいですね。
復活を意味する花5:ニゲラ
ニゲラはキンポウゲ科の一年草で、4〜7月に開花期を迎えます。
葉も花も独特な形をしており、幻想的な雰囲気を持つ植物です。
華やかさはありませんが、フラワーアレンジメントやガーデニングに利用されるほか、個性的な花姿のため一輪挿しとしても人気があります。
果実も特徴的な形のため、ドライフラワーとして利用されます。
葉は糸のように細く、茎の先に淡く小さな花を咲かせます。
花弁に見える部分は萼片で、実際の花は小さく中央にあります。
ニゲラは細い葉がたくさん出てくる様子から、英名は「霧の中の恋」と名付けられています。
和名では種子が黒いことから「クロタネソウ」とも呼ばれます。
乾燥させた種子は強い香りがし、わずかに辛味があるため、インドや中東ではカレーなどの料理に使われています。
また、母乳の分泌を促す効果があるとされハーブティーにも利用されています。
花の色は青や紫、ピンク、白などがあります。
花言葉は「不屈の精神」です。
困難に負けずに復活を望む、強い意志を感じさせる言葉です。
ニゲラは繊細で儚げな花に見えますが、実は非常に強い植物です。
スポーツや仕事で挫折してしまった人に贈ってあげたい言葉です。
復活を意味する花6:タネツケバナ
タネツケバナはアブラナ科の一年草で、早春に白く小さな花を咲かせます。
北半球に広く分布しており、日本でも全国各地で見られます。
水田の脇に生えていて、一般的には雑草として扱われます。
稲の種籾を水に浸ける時期に咲くことから名付けられました。
クレソンや七草のナズナと間違えられることがありますが、果実の形で区別することができます。
間違えて食べてしまっても毒性はないため問題はありません。
タネツケバナの花言葉は「不屈の心」です。
他の雑草にも負けず、一面に白い花を咲かせることから付けられました。
とても雑草らしい花言葉で、復活を思わせる言葉です。
他にも「勝利」や「燃える思い」など力強さを感じる花言葉があります。
雑草ですので、プレゼントする人はあまりいないと思いますが、一つだけ注意が必要です。
実は、タネツケバナには「父の失策」という花言葉もあります。
男性に贈るときには父親かどうかを調べてから贈った方がよいですね。
花言葉で「復活」を意味する花を贈ろう
復活には色々な意味合いがあるので、状況に合わせて花言葉を選びたいものです。
どんな状況であっても復活を応援されるのは嬉しいものです。
花に花言葉を添えて、そっと背中を押してあげましょう。