花言葉で「不吉」を意味する花とは。贈ると縁起が悪い花を知ろう

最終更新日:2019年5月13日

花の中には花言葉の意味として縁起が悪いものもあります。

特に「不吉」といった花言葉を持つ花もあります。

そこで今回は「不吉」を意味する花言葉をもつ花たちとその由来について詳しくご紹介します。

1.クロユリ

クロユリの花言葉は「呪い」「復讐」です。

ドラマや映画などの創作作品の中で不気味なシーンではクロユリを映して作品の世界観を作り上げることもよくあります。

ですからクロユリを見るだけで何となく怖いと感じる人も多いのではないでしょうか。

クロユリには戦国時代に有名なエピソードがあります。

小百合姫は武将佐々成政の側室でした。

小百合姫が佐々成政の子を妊娠すると、それに嫉妬した正室が「小百合姫は浮気をしていて、お腹の子は浮気相手の子」という噂を流したのです。

その噂を信じ込み、怒りに狂った佐々成政は小百合姫を処刑しました。

それだけてはなく小百合姫の一族まで投獄したのでした。

しかし小百合姫は処刑の直前「クロユリの花が開くとき、佐々家は滅ぶだろう」という呪いをかけていたのです。

しばらくしてクロユリが咲いた頃、佐々木家には様々な不幸が襲いかかり、佐々家は御家断絶になったということです。

この話からクロユリの花言葉は「呪い」となりました。

この他にも百合には不吉花言葉があり、オレンジ色の百合の花言葉は「憎悪」、黄色の百合の花言葉は「偽り」となっています。

2.マンサク

マンサク (金縷梅) は、俳句では季語として「金縷梅」と表記されますが、この他に漢字で「万作」、「満作」と書くこともあります。

英名では「Witch hazel (魔女の榛)」と呼ばれています。

このことから、マンサクは少しファンタスティックなイメージがもたれています。

そんなマンサクの花言葉は「呪文」「魔力」「ひらめき」「霊感」です。

花言葉の由来としては、アメリカの先住人たちがかつて占いの道具として万作を用いていたことがあり「魔法の呪文」「霊感」などという花言葉になったと言われています。

日本でも昔は東北地方でマンサクを使って占いをしていた歴史もあります。

「マンサクの花が上を向いたら豊作」「花が咲かなかったり少なかったら凶作」と、東北地方の農家の人たちは、今年の農作物の出来栄えをマンサクの花の咲き方で占っていたのです。

日本でも、海外でも占いに用いられるなんて、マンサクの花には本当に魔力があるのかもしれません。

3.トリカブト

トリカブトの花言葉は、「復讐」「敵意」「死」といった恐ろしいものが多く並びます。

トリカブトには猛毒があります。

ドクセリやドクウツギをと並び、日本3大有毒植物といわれる程の強力な毒があります。

かつて研究者たちがトリカブトの猛毒を医療に生かすことができないかと考え、研究のための実験をしたところ沢山の死者が出たという話もあります。

そこからトリカブトの花言葉は「あなたは私に死を与えた」「敵意」「復讐」といった恐ろしい花言葉がついたと言われています。

しかしトリカブトには「栄光」「美しい輝き」などといった素敵な花言葉もあります。

トリカブトの持つ毒は不吉で恐ろしい花言葉となり、花の美しさは「栄光」「美しい輝き」というように評価され、花言葉として定着したのでしょう。

4.ハナズオウ

ハナズオウの怖い花言葉は「裏切り」「不信」「疑惑」です。

そして最も不吉なのが「裏切りのもたらす死」という花言葉です。

この不吉な花言葉の由来となったのが、キリスト教に言い伝えられる物語です。

12使徒の一人ユダがキリストを裏切り、その事を酷く悔いていました。

良心の呵責に耐えきれなくなったユダは、ついにセイヨウハナズオウの前で命を絶ったのです。

欧米ではセイヨウハナズオウのことを「ユダの木」とも呼んだりしています。

正確にはハナズオウとセイヨウハナズオウには違いがあり、話に登場するのはセイヨウハナズオウの木なのですが、ハナズオウも同じものととらえられています。

結果としてハナズオウの花言葉は、「裏切り」「不信」「疑惑」と懐疑心を強める花言葉になり、「裏切りのもたらす死」と、とても不吉な花言葉になったのです。

5.オトギリソウ

オトギリソウの花言葉は「恨み」「敵意」「迷信」「秘密」です。

オトギリソウは漢字で書くと「弟切草」と書きます。

オトギリソウの花言葉や名前の由来は、日本に伝わる物語にあります。

平安時代に晴頼という鷹匠がいました。

晴頼には弟がおり、晴頼朝兄弟は、鷹の傷を治すことでとても有名でした。

ある薬草を用いて鷹の傷を治していたのですが、兄の晴頼は、薬草の名前を頑なに秘密にしていました。

しかし、晴頼の弟がその薬草の名前を周囲に漏らしてしまったのです。

この事は兄・晴頼の耳に入ると、晴頼は激怒し弟を切って殺してしまいます。

弟の血潮は、兄弟で育てていたオトギリソウに飛び散り、今でもオトギリソウの葉に赤黒い斑点があるのは、このせいだと言われているのです。

6.パセリ

パセリにはとても不吉な花言葉があります。

それは「死の前兆」です。

なぜパセリには不吉な花言葉がつけられたかというと、ギリシャ神話に由来しています。

レームノス島の元女王ヒュプシピュレーは、地位を奪われ、奴隷となってしまいました。

ヒュプシピュレーは、新たな王の子供であるオフェルテスの養育を任されることとなったのです。

「子供が歩けるようになるまで、地面に寝かせてはならない」と言いつけられていたヒュプシピュレーは、オフェルテスをパセリの上に寝かせ、その場を離れました。

元いた場所に戻ってみると、オフェルテスは、大蛇に食い殺されていました。

このギリシャ神話から、パセリの花言葉は、「死の前兆」となったのです。

7.リンドウ

リンドウ(竜胆)は別名、疫病草(えやみぐさ)とも呼ばれています。

リンドウは、古くから漢方薬として使われえおり、リンドウの根をすり潰して粉にしたものはかなりの苦味があります。

龍の肝は世界一苦いという名神があることから、リンドウを漢字で書くと「竜胆」となります。

とても苦味の強い漢方ですが、中国や古代エジプトでも薬として活用されていました。

そんなリンドウの花言葉は、「悲しんでいるときのあなたが好き」です。

人の悲しむ様子を好むだなんて、何度も気色が悪く不吉な予感さえしてしまいます。

リンドウにこんな花言葉がついてしまったのは、リンドウが咲く姿が由来となっています。

リンドウの花は主に青や紫色といった悲しみを表す色を咲かせます。

群生はせずに一本ずつポツリ、ポツリと青い花を咲かせること姿から、悲しみを好んでいるイメージの花言葉となったのです。

この他にリンドウには「あなたの悲しみに寄り添う」「寂しい愛情」「勝利」「高貴」「正義」「誠実」などたくさんの花言葉があります。

しかし「悲しんでいるときのあなたが好き」というサイコパスを思わせる、奇妙で不吉な花言葉はインパクトが大きく、どの花言葉よりも記憶に残ってしまうでしょう。

花言葉で「不吉」を意味する花を知ろう

不吉な意味の花言葉を持つ花たちをご紹介しました。

花は可愛らしいイメージが強いので、不吉な花言葉を持つ花がこんなにもたくさんあることに驚いた人もいることでしょう。

花を目で見て楽しみ、香りを嗅いで楽しむのはもちろんのこと、改めて花言葉の意味を知ると、花の見方が違ってきて、更に楽しくなるはずです。

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