5.オトギリソウ
オトギリソウの花言葉は「恨み」「敵意」「迷信」「秘密」です。
オトギリソウは漢字で書くと「弟切草」と書きます。
オトギリソウの花言葉や名前の由来は、日本に伝わる物語にあります。
平安時代に晴頼という鷹匠がいました。
晴頼には弟がおり、晴頼朝兄弟は、鷹の傷を治すことでとても有名でした。
ある薬草を用いて鷹の傷を治していたのですが、兄の晴頼は、薬草の名前を頑なに秘密にしていました。
しかし、晴頼の弟がその薬草の名前を周囲に漏らしてしまったのです。
この事は兄・晴頼の耳に入ると、晴頼は激怒し弟を切って殺してしまいます。
弟の血潮は、兄弟で育てていたオトギリソウに飛び散り、今でもオトギリソウの葉に赤黒い斑点があるのは、このせいだと言われているのです。