7.リンドウ
リンドウ(竜胆)は別名、疫病草(えやみぐさ)とも呼ばれています。
リンドウは、古くから漢方薬として使われえおり、リンドウの根をすり潰して粉にしたものはかなりの苦味があります。
龍の肝は世界一苦いという名神があることから、リンドウを漢字で書くと「竜胆」となります。
とても苦味の強い漢方ですが、中国や古代エジプトでも薬として活用されていました。
そんなリンドウの花言葉は、「悲しんでいるときのあなたが好き」です。
人の悲しむ様子を好むだなんて、何度も気色が悪く不吉な予感さえしてしまいます。
リンドウにこんな花言葉がついてしまったのは、リンドウが咲く姿が由来となっています。
リンドウの花は主に青や紫色といった悲しみを表す色を咲かせます。
群生はせずに一本ずつポツリ、ポツリと青い花を咲かせること姿から、悲しみを好んでいるイメージの花言葉となったのです。
この他にリンドウには「あなたの悲しみに寄り添う」「寂しい愛情」「勝利」「高貴」「正義」「誠実」などたくさんの花言葉があります。
しかし「悲しんでいるときのあなたが好き」というサイコパスを思わせる、奇妙で不吉な花言葉はインパクトが大きく、どの花言葉よりも記憶に残ってしまうでしょう。