6.梅宮大社
京都の梅の名所としても知られる梅宮大社。
御祭神である木花咲耶姫命は安産の神として多くの神社に祀られていますが、その父、大山祇神は血統存続の守り神、また酒造の神という日本でも珍しい神様で、娘が子を出産した際にお祝いとしてお米からお酒を造ったと言われています。
第52代嵯峨天皇の妻、檀林皇后が安産祈願をした際に、社殿の砂を持ち帰り産屋に敷いて出産したところ安産だったという故事から、産砂お守りというのがあります。
お守りの中に産砂が入っていて、産気づいた時に床にまくと御利益があるというおもしろいお守りです。
またこの神社のシンボルである梅と、産という言葉をかけて、3月の第1日曜日に子授けと安産を祈願する梅産(うめうめ)祭りがあり、梅の花を楽しみながらたくさんの方が参拝に訪れます。