人にはそれぞれ生れた月によって定められた石があります。
それを「誕生石」といい、身に付けることで厄を払い、幸福を呼び寄せる加護の石のとも言われています。
それぞれの石にはとても深い意味があるのをご存知でしょうか?今回は4月の誕生石についてのお話です。
1.4月の誕生石はダイヤモンド
日本では金剛石(こんごうせき)とも言われることもあるそうですが、ダイヤモンドと言う方が一般的には広まっています。
地球に存在するどの宝石よりも硬いと言われているダイヤモンドですが、その成分は炭素からできています。
なんと驚くことに、これは鉛筆の芯と同じ成分なんです。
しかし、炭素同士の結合の違いからダイヤモンドと鉛筆の芯のように硬さも色も全くの別物になってしまうのですから面白いですよね。
また、その硬さから宝石以外にも、工業用のカッターなどにも使われているほど色々なものに活用されています。
家庭で使うものとしては、ダイヤモンドでコーティングしたフライパンなどがあります。
このようにダイヤモンドは美しさだけでなく、強さも兼ね備えているため、キング・オブ・ジュエリーと呼ばれているのかもしれませんね。
2.なぜ4月の誕生石ははダイヤモンドなのか?
誕生石はどうやって決められているのでしょうか。
違う月の宝石が良かったのに…と思う方も多いかと思います。
実はこれ、宝石組合で決められたものです。
どうやら宝石を売るための作戦だったっと言うのが有力な説です。
そのため国によって多少の違いがあるそうです。
こう言ってしまうとなんだか俗物っぽい感じがして、ロマンも何も無いと思われるかもしれませんね。
しかし4月生まれの人は、芽吹きの頃ということもあり、明るく活発で曲がったことが大嫌いな正義感の持ち主です。
その存在感からリーダー的な役割を担う人が多いと言われています。
そして、ダイヤモンドのその人を魅了する輝き、どの石よりも硬い性質を持つその強さ。
不思議なことにダイヤモンドがキングと言われる由縁と、4月生まれの人の特徴がとても似ています。
そう考えると、やはり石のパワーとの縁を感じずにはいられませんよね。
3.ダイヤモンドの宝石言葉
誕生石にはそれぞれ花言葉のように宝石言葉というものがあります。
ダイヤモンドの宝石言葉は、不屈、不滅、不変、成功など正に強さの言葉も沢山あります。
それと共に、固い絆、変わらぬ愛、無垢、純愛といった意味もあわせ持ちます。
強さの中の優しさ、または優しさの中の強さは、家庭における夫と妻のように思われることもしばしばあります。
そのため、恋人への贈り物や、結婚指輪・記念日に用いられることが多いのかもしれません。
また、その強さや成功への道しるべとして、仕事やスポーツなど何かに挑戦し続ける人が身に付けることもあります。
このようにダイヤモンドはには両極面の意味がありますが、どちちもあわせ持ってこその輝きとも言えます。
4.カラーダイヤモンド
ダイヤモンドの色は基本的には無色透明が基本であり、その透明度が高ければ高いほど価値があると言われています。
しかしながら、世の中には色のついたダイヤモンドがあります。
実はこれらは範囲外のカラーであり、ファンシーダイヤモンドと言われとても価値があると言われています。
代表的なものでピンクダイヤモンドがありますが、実はなぜピンクの色が出るのかが未だに判明されていません。
しかも、発掘される量が少ないため希少性が高いのです。
ピンクという色合いから、ダイヤモンドの中でも愛にまつわる意味合いが深く、完結された愛、優しさなどと言われています。
その美しさや、愛らしさから女性に人気があり結婚指輪に選ばれる方も多いそうです。
もう1つ代表的なものとして、ブルーダイヤモンドがあります。
こちらはホウ素が混ざることで美しいブルーが現れると言われています。
しかし、地中深くでホウ素が混ざること事態がとても珍しく、神様の気まぐれ、神の起こした奇跡などと言われるほど希少言われています。
また、こちらも結婚指輪として選ばれることがあるのですが、その意味として、信頼、知性、誠実などがあり、王族の結婚指環として送られ話題になったこともあります。
4月の誕生石とその特徴・意味を知ろう
ここまで、4月の誕生石としてダイヤモンドを紹介してきましたが、もちろんその魅力はそれだけには留まりません。
一度は誰もがダイヤモンドを身に付けたいと思ったことがあると言っても過言ではないと思います。
その価値が高いからだけではなく、やはりダイヤモンドが放つ輝き、パワーは理屈など必要としないカリスマ性があります。
それは地球が作り出した奇跡の石と言えるでしょう。