束縛を意味する花4.ヤマホタルブクロ
ヤマホタルブクロはキキョウ科の多年草で、6〜8月に赤や紫色の可愛らしい花を咲かせます。
道端などに生息する山野草で、華やかさはありませんがなんとも風情を感じさせる花です。
日本の固有種で、本州に広く分布しています。
ホタルブクロの変種とされており、萼片の形が違うことから見分けることができます。
花の形が特徴的で、円筒形の花が下向きに垂れ下がって咲きます。
花姿が釣鐘や提灯をぶら下げているように見えることから、別名「ツリガネソウ」、「チョウチンバナ」とも呼ばれています。
また、梅雨の時期に咲くことから「アメフリバナ」とも呼ばれます。
ヤマホタルブクロという名前の由来は、子供達が袋のような花に蛍を入れて遊んだからという説と、提灯のことを古くは火垂(ほたる)と呼んでいたからという説があるそうです。
そんなヤマホタルブクロの花言葉は「激しい束縛」です。
花言葉の由来は不明ですが、袋状の花の中に蛍を閉じ込めたということから付けられたのではないでしょうか。
閉じ込める良いう行為は束縛を通り越して、もはや監禁です。
見た目が可憐で奥ゆかしい花ですので、とてもギャップを感じる花言葉です。