束縛を意味する花3.テッセン
テッセンはキンポウゲ科の多年生で、春から初夏に開花期を迎えます。
クレマチスのことをテッセンと呼ぶことがありますが、テッセンは中国原産の原種の一つを指します。
テッセンは壁やフェンスなどにつるを伸ばして広がり、草丈は3メートルに達することもあります。
一面に広がったつるに大きな花をたくさん咲かせる様子は見事なものです。
花の色は白や紫、赤、ピンクなどがあります。
テッセンは「鉄線」と表記されたり、別名「鉄線葛」と呼ばれたりしますが、これはつるが鉄のように強いことに由来します。
テッセンの花言葉は「甘い束縛」「縛りつける」です。
これは強いつるを伸ばして成長していくというテッセンの生態に由来しています。
この他に、清らかな花姿から「高潔」という花言葉もつけられています。
テッセンの花姿や由来を鑑みると、「甘い束縛」や「縛りつける」という言葉も力強くてポジティブなものに感じますね。