旅立ちを意味する花4.スイートピー
スイートピーはマメ科の一年草で、3月〜4月によく出回る花です。
蝶のようなひらひらとした花の形と、ジャコウのような甘い香が特徴です。
そのためジャコウエンドウやカオリエンドウという別名もあります。
スイートピーと言えば「赤」と思われる人も多いかもしれませんが、元々は紫色しかなかったそうです。
現在では品種改良が進みピンクや白、黄色、青などの花があります。
実は「赤いスイートピー」が発売された1982年当時、赤い品種は存在しておらず、その後の品種改良により赤い花が誕生しました。
そんなスイートピーの花言葉は「門出」「別離」です。
「別離」という言葉にはネガティブな印象を持つかもしれませんが、新天地へと旅立つための別れとも考えられます。
花の形が蝶に似ていることから、ひらひらと飛び立っていく蝶をイメージして付けられたそうです。
さらに最盛期が春ということで、進学や就職など新しいステージへと旅立っていくという意味があるそうです。
さらに白いスイートピーには「ほのかな喜び」という花言葉もあることから、結婚式にもよく使われています。
スイートピーは卒業式や送別会などの時期に出回るため、新たな門出を祝う花として最適です。