旅立ちを意味する花3.ムスカリ
ムスカリはキジカクシ科の球根で、春になると、ぶどうを逆さまにしたような花を咲かせます。
ムスクのような香りがすることから、ムスカリという名前が付きました。
一度植えると分球やこぼれ種で増え、寒さにも強いので、簡単に育てることができます。
草丈が低く花も小さいのですが、一面に広がったムスカリが一斉に咲く光景は非常に美しく迫力があります。
他の花の引き立て役として、寄せ植えにもよく使われます。
ムスカリと言えば鮮やかな青紫色を思い浮かべる人も多いかと思いますが、水色やピンク、黄色の品種もあります。
ムスカリの花言葉は「明るい未来」です。
これはムスカリの生命力の強さが由来とされています。
一方で、ムスカリには「失望」「憂鬱」と言ったネガティブな花言葉もあるので注意が必要です。
これは青紫色のイメージから付いたと言われています。
相反する花言葉ですが「失望」「憂鬱」の先には「明るい未来」が待っていると捉えれば、とても前向きな花言葉となるでしょう。
旅立ちのときには誰しもが不安と希望を持ち合わせているはずです。
そういう意味ではムスカリの花言葉は、人間の感情を適切に表した言葉であると言えます。