別れを意味する花4:アネモネ
アネモネの花言葉には悲しい恋の花言葉がたくさんあります。
「見捨てられた」「見放された」という悲惨なものの他に「はかない恋」「恋の苦しみ」「薄れゆく希望」「嫉妬のための無実の犠牲」などといった花言葉もあります。
これらは全て神話に由来します。
春の訪れを知らせてくれる西風の神ゼフュルスはアネモネという名の女性に恋をしました。
アネモネは花の女神フローラの侍女だったので、花の女神フローラはゼフュルスが自分のために足しげく会いに来てくれると勘違いをしたのです。
しかしゼフュルスが愛しているのはアネモネであることを知ったフローラは激怒し、アネモネを自分の侍女から外しました。
この事でアネモネは花に姿を変えてしまったというお話です。
この神話からアネモネの花は恋のトラブルや別れを連想させる花言葉が多くなったと言われています。