不安を意味する花4.ユウガオ「夜」
ウリ科の花で、北アフリカなどが原産とされています。
夏の夕方に花を咲かせますが、翌日の午前中にはしぼんでしまいます。
この様子から黄昏草という別名もあります。
開花時間やその短さから、花言葉には「夜」「はかない恋」などがありますが、他にも「逆境を克服する力」という意味も込められています。
暗く静まる夜は不安感も募りやすいですが、そんな時お供にユウガオの花はいかがでしょうか。
花の色は白く、大きな実をつけることも特徴です。
大きな分類では、実の見た目からナガユウガオとマルユウガオに分けられます。
マルユウガオの実を帯状にして乾燥させるとかんぴょうとなります。
また、源氏物語や枕草子など古い書物に登場することでよく知られています。
他にも開花時間にちなんでアサガオ・ヒルガオ・ヨルガオといった植物がありますが、これらはヒルガオ科の植物に分類されています。