牡丹の花言葉4つ。見た目と意味が違う花

最終更新日:2022年12月1日

牡丹の花言葉4:幸運

牡丹の花は、着物や振袖の数ある柄の中でも人気の高い柄としても知られています。

その秘密は、着物を着る上でのあるきまりにあると言われています。

実は、着物には季節に合わせて柄を選ぶというルールがあります。

例えば、桃や梅は春に咲く花なので、いくら素敵な柄だとしても春以外の季節に着るのはあまり褒めらたことではありません。

しかし牡丹は別です。

牡丹は春牡丹と寒牡丹の種類があり、春と冬に2度咲く牡丹は通年着る事ができる珍しい柄です。

そのようなルールから、牡丹の着物は多くの人に愛され、今も多くの人に着続けられているのです。

では、そんな着物の柄にそれぞれ願いや意味が込められているのはご存知でしょうか?

昔から着物、特に振袖は、婚礼の儀で花嫁が身に付けることから縁起の良さを重視していました。

冬の寒さに耐え花を咲かせる梅は逆境に負けない夫婦の強い絆の為に、長寿の象徴である鶴は長く夫婦が続くようにという祈りから着物の柄に使われています。

牡丹の場合、小さい蕾から大輪を咲かせる花である事から「人生花開く」という意味が込められており、そこから転じて「幸運」を表す花として用いられています。

また偶然かもしれませんが、思いがけない幸運の表現によく使われる「棚からぼた餅」のぼた餅は漢字で書くと「牡丹餅」です。

春彼岸の季節の花が、牡丹である事がぼた餅の語源です。

着物や浴衣というのは、なかなか機会がないと袖を通す事はありません。

しかし、日本では今も結婚式で着る振袖や成人式の袴など人生の節目に着物を着る文化が色濃く根付いています。

ラッキーを手にしたい方や運を味方に付けたい方は、牡丹柄の振袖や袴、また着物や浴衣を着てみるのもいいと思います。

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