牡丹の花言葉2:人見知り
これは牡丹の花の特徴から付けられた花言葉です。
キレイな花を咲かせる牡丹ですが、一方で育てるのが難しいという一面を持っています。
その際たる特徴として「鉢替えを嫌う」という性格が挙げられます。
そもそも鉢替えは何故必要なのでしょうか?
鉢で植物を育てる場合、毎日の水やりを鉢の中で行います。
乾いたら水をあげる、繰り返していくと鉢の中で土が固まってきてしまいます。
そのまま放っておくと土の通気性や排水性が悪くなり、最終的には栄養を取り込むはずの根が腐ってしまい、植物が枯れてしまいます。
それを防ぐ為に、鉢を定期的に変えるのです。
しかし、牡丹は根を張るのが苦手な植物で鉢替えを行うと、花が咲かなかったり枯れてしまう事があります。
このような新しい環境に上手く馴染めない様子が、内気で消極的な人見知りの人間に似ている為、「人見知り」という花言葉が付けられました。
この花言葉にはまた別の説もあります。
牡丹はアジアを代表する花として西洋に伝わりました。
その頃の西洋ではアジアの人は内向的だという価値観が広く伝わったおり、どこか奥ゆかしさを感じさせるアジアの人々を牡丹に重ねていたので「人見知り」という花言葉が生まれたというものです。
元を辿れば、花言葉の始まりは17世紀のトルコだと言われており、恋人や大切な人へ贈る花に思いを託す風習がきっかけとされているので、こちらも有力な説として伝わっています。