牡丹の花言葉4つ。見た目と意味が違う花

最終更新日:2022年12月1日

牡丹の花言葉3:思いやり

こちらは、花言葉の発祥である西洋での花言葉です。

西洋では、牡丹は「ピオニー」と呼ばれており、その語源にはある神話が関係しています。

ピオニーの元になった妖精・ピオニアは、可憐な容姿と優しくて思いやりのある性格から沢山の人に好かれていました。

そこには全知全能の神も含まれていたのです。

神は可愛らしいピオニアをいたく可愛がっていましたが、その寵愛ぶりが女神の嫉妬を買う事になり、ピオニアは女神の魔法によって花に姿を変えられてしまいました。

こうしてピオニアが変えられた花こそピオニー、牡丹です。

西洋では今でも「妖精が姿を変えられて、生まれついた姿」として伝説が残っています。

現在西洋で使われる「思いやり」という花言葉は、理不尽な怒りをぶつけられても美しく咲き続ける妖精のキレイな心根が元になっています。

この説は正直なところ有力なものではありません。

というのも、西洋では牡丹と芍薬もピオニーと呼んでいるからです。

牡丹と並び美しさを表す花である芍薬は、ボタン科ボタン属、紅や白など牡丹に近い色でたくさんの花びらが花開く様子は、牡丹と並べても区別が付けられないほど似ています。

見分けのつかない2つの花ですが区別できるポイントとして、牡丹が木である事に対し芍薬は草である事、開花時期が異なる事、花の散り方などがあります。

しかし前述の通り、西洋では花を贈る習慣が盛んである為にブーケにして包むことが多く、適度な長さに切ってある花束からは2つを区別するのが難しいので、同じ名前が当てられているのだと考えられます。

次のページヘ矢印

牡丹の花言葉4つ。見た目と意味が違う花に関連する占い情報