宿命大殺界とは
殺界とは六星占術において、良くないとされる運気の流れの事を言います。
占命盤と呼ばれる運気の流れを示した占術を行う図において殺界は健弱乱気陰影停止減衰の5つです。
その中でも大殺界を示すのは陰影停止減衰の3つの状態をいいます。
大殺界では何を始めるのも良くないとされています。
そしてこの中でも、十干と呼ばれる中国古来からの暦の考え方において、生まれた年や星の回りが真逆にある状態を宿命大殺界と呼びます。
この宿命大殺界は誰にでも訪れるもので、何と二十年間も続きます。
ただでさえ恐ろしい大殺界ですが、この宿命大殺界は更に恐ろしいものです。
人は各々、眼には見えない運気の流れの中に常に存在しています。
宇宙や自然からの流れですから、当然常に一定という訳にはいきません。
運気の流れが自分に収束している時もあれば、バラバラに散らばってしまう時もあります。
そして宿命大殺界の状態である場合、運気の流れは常にバラバラに散らばっています。
小さな流れが散らばっているだけであれば良いですが、流れは時に大きくなったりもします。
この大きな流れが散らばってしまった時、その人にとって良くない、大きな不幸に見舞われてしまう場合があります。
宿命大殺界に突入した時の対処法
宿命大殺界に突入してしまった場合の対処法をご紹介します。
まずは、大きな賭けやチャレンジを出来る限り避け、心がなるべく平穏な状態であるよう心掛け過ごす事が重要です。
何を始めても上手くいかないのが宿命大殺界ですから、何か始めたくなっても、なるべくじっと堪え、力を蓄えながらやり過ごす事が大切です。
また、御先祖様は常に私たち子孫の事を気にかけ、見守って下さっています。
それは宿命大殺界の時においても同じです。
御先祖様のお墓にお参りをして、日頃の感謝を伝える事、また常に感謝の気持ちを忘れない事がとても大切です。
この二つを心に留めつつ宿命大殺界が訪れた時は冷静に乗り越えましょう。