宿命と運命の違い
それでは「運命」とは何でしょうか。
運命という言葉を分解すると「運ぶ命」となります。
人は生きていると、様々な人や物事と巡り合う事になります。
そして、その巡り合いは様々な幸や不幸を運んで来ます。
これが運命です。
生まれた後についてくるものであり、現世の行いによって決定するものと言えます。
自分の行動や選択が引き起こす「結果」という表現が一番分かりやすいかもしれませんね。
この幸不幸は「結果」なので残念ながら自分の意思では変える事は出来ません。
変えることが出来ない、という点で言えば「宿命」と同じ要素を含んでいるとも言えます。
まとめると「宿命」は前世からの定めであり先天的なものです。
そして「運命」は現世での行動の結果であり後天的なものです。
互いに相反しながらも併存するもの、それが「宿命」と「運命」です。