5.昔の人も先負など六曜にこだわっていたのか
友引の日に葬式はあげてはいけない、仏滅という言葉がるなど六曜は仏教と関係あるのかというと関係ありません。
中国から入ってきた六曜は室町時代から江戸時代にかけて盛んになりました。
先勝、友引、先負、仏滅、大安、赤口という順番ですが、もともと即吉、共引、周吉、虚亡、赤口という名称でした。
特に意味はなく月火水木金と同じような感覚で使っていたそうです。
江戸時代の博打打ちたちが縁起担ぎのために始めたのが始まりですが、次第に庶民の生活にも浸透してきました。
明治時代以降、六曜は迷信であるとし、政府は一切廃止しようとしました(それでも完全に廃することはできなかったようです)。
第二次世界大戦後は政府の統制は廃止されて、再び六曜は復活をするのですが、公的機関では現在も採用しておりません。
そうはいっても六曜は私たちの生活にも影響しているのは事実です。
普段の生活において六曜を意識した行動をとっているようには見えない人も、結婚式は大安がいいと気にする人はいます。
自分たちだけでなく多くの人を巻き込む冠婚葬祭においては六曜の存在を完全に気にしないということはまだまだ難しいのかもしれません。