1.ペンタクルの2の逆位置が出た場合の基本的な意味
ペンタクルは「財貨」「価値あるもの」を意味しています。
ペンタクルの2のカードは大きい物を二つ、まだ年若く見える大道芸人が両の手で推し量るように持っています。
つまり「ペンタクルの2」が表す基本的な意味は「迷い」です。
二つの価値の間で行ったり来たりする心を表しています。
ただし一方では、その二つの価値のバランスが上手く保てていると解釈することもできます。
この場合大道芸人が持つ「陽気さ」や「楽しみ」、さらに二つのペンタクルを結ぶメビウスの輪の「永続」と併せて、「表と裏」「陰と陽」を繰り返す「変化」を受け入れながら物事が進行している象徴でもあります。
そんな「ペンタクルの2」が逆位置で出た時の意味は「迷いの終焉」「安定の確保」です。
それまで心を乱されていた事が決着したり、正しい選択を下す事ができることを暗示しています。
ただしその選択が消去法的であったり、本来は取りたくない選択肢を取らざる得なくなっての決断の時は要注意。
曖昧にしていたからこそ上手く進んでいたことが停滞したり、合理的選択をしたはずなのに、他者からの評価を下げることになります。