含まれる成分によって、様々な顔を見せてくれて、身に着けた人の不安や焦燥を沈めてくれるパワーを持つのがカルサイトです。
中でも「ピンクカルサイト」と呼ばれる、文字通りのピンク色のカルサイトは、愛の象徴と呼ばれるほど、特に女性からの人気が高いです。
今回は様々な色と効果を持つカルサイトをご紹介します。
1.カルサイトとは
まず、カルサイトの石としての特徴は、割った時にどこまでもキレイなひし形を観察することができることです。
同時に、非常に劈開が強い鉱物でもあります。
劈開とは、結晶がある一定方向に対して、割れやすいという特徴のことを指します。
なので、カルサイトは衝撃に対して非常に弱い性質を持つため、宝飾品としては扱いにくい石となります。
近年では、加工技術の向上から丸みを帯びた形状へ加工することができるようになってきましたが、取り扱いには十分注意しましょう。
また、主成分が炭酸カルシウムのため、水に弱いという欠点があり、長時間水にさらしていると、その輝きが鈍くなってしまうので、こちらも注意しましょう。