蘭は華やかで美しく、気品あふれる花です。
高価なものが多く育てるのも難しいとされるものもありますが、その美しさからガーデニングでも人気があります。
また種類も豊富で華やかなので、パーティーなどで飾られることも多い花です。
そんな蘭の花言葉を知っておくことで、最適なタイミングで贈ることができますしもらった時にどのような気持ちでくれたのかを知ることができます。
そこでここでは蘭の花言葉について基本的な意味から、色や種類ごとに詳しくご紹介します。
1.蘭の花言葉は「優雅」「美しい淑女」
蘭には様々な種類がありますが、全般の花言葉は「優雅」「美しい淑女」です。
蘭の上品なイメージとぴったり合っていますね。
蘭には日本の和蘭、アジアの東洋蘭、欧米の洋蘭があります。
ラン科の花の種類は日本だけでも200種類以上もありますが、ほとんどどれもが美しい花です。
種類が多くてもその上品さや美しさは普遍的なので、蘭全般の花言葉が優雅さ、美しい淑女なのも納得です。
蘭はどの種類でも美しさをイメージさせる花言葉が多く、女性に贈ると喜ばれる花ですね。
他にも蘭には様々な種類と花言葉があります。
贈るときには花言葉にも注意して、最もふさわしいものを選ぶことが大切になります。
2.胡蝶蘭の花言葉は「清純」「幸福が飛んでくる」
胡蝶蘭といえば、蘭の花の中でも有名で蘭の代名詞ともいえる花ですよね。
胡蝶蘭はその名前のように、蝶が飛んでいるかのような丸みを帯びた花びらが特徴です。
東南アジア原産で、とても寒さに弱い蘭です。
そんな胡蝶蘭全体の花言葉は「清純」、「幸福が飛んでくる」です。
胡蝶蘭は「清純」の花言葉のように、清廉で愛らしい印象を与える花ですね。
他の艶やかな蘭に比べても愛らしさが引き立っています。
また、胡蝶蘭の蝶が飛んでいるようなイメージが、まさに「幸福が飛んでくる」という花言葉にぴったりです。
とても縁起が良い花言葉をもつので、パーティーはもちろん、開店祝いや開業祝いに贈る花としてもオススメですよ。
大輪系、中大輪系、ミディ系とサイズがあり、本数や花がいくつ連なっているかで贈るべき時と場合が変わります。
3.白い胡蝶蘭の花言葉は「清純」
胡蝶蘭の中でも特に人気の高い、白い胡蝶蘭の花言葉は「清純」です。
華やかなだけでなく無垢で清楚な印象を与えてくれる白い胡蝶蘭は、まさに見た目通りの花言葉をもちます。
白い胡蝶蘭はお祝いの贈り物としても人気がありますが、冠婚葬祭すべての場に使用されるフォーマルフラワーです。
白い胡蝶蘭の、汚れのない清純なイメージは、どんな場面にも馴染みますね。
ただし大きさによって適した選び方があります。
大輪系といわれる花が10から15cmで高さ80cm程度の胡蝶蘭は、新築祝いや開業祝い、選挙の当選祝いなどさまざまなシーンで贈られる花です。
次に、大輪系よりやや小さめの中大輪系です。
こちらも大輪系と同様にビジネスや祝いの席にも用いられます。
やや小さめとは言え、7連で5本立ちなどはパーティーやお祝いでも十分な華やかさをもちます。
コンパクトな分、個人的なプレゼントにもオススメですよ。
そして、その中大輪形よりもさらに小さめなのがミディ系です。
ミディ系は胡蝶蘭の中ではサイズも値段もお手頃ですから、友達同士や家族に贈るのもオススメです。
形もさまざまなものがあるので、一緒に選んだり、相手の趣味にあったものを贈る楽しみもありますよ。
4.ピンク色の胡蝶蘭の花言葉は「あなたを愛しています」
白と並んで人気の高い愛らしいピンク色の胡蝶蘭の花言葉は、「あなたを愛しています」です。
ピンク色の胡蝶蘭は、白と同様に清純な印象を与え、より愛らしい印象を与えます。
好きな人や恋人に贈るのはもちろん、カーネーションのように母の日など、家族に贈るのも良いですね。
ただ、胡蝶蘭は大きめの花ですから、狭いワンルームマンションなどに飾るのはスペースの確保も大変ですよね。
また、あまり関係が深まっていないのに大輪系の胡蝶蘭を贈ると、相手も困ってしまう場合があります。
そのため、相手との関係や、飾る部屋の大きさに合わせて、サイズを変えて贈り方を使い分けるのもオススメです。
5.カトレアの花言葉は「「優美な貴婦人」「成熟した大人の魅力」「魔力」「魅惑的」
カトレアは中南米原産の華やかな洋ランで、鮮やかで大きな花が特徴です。
葉が肉厚で、他の蘭と比べて太めの茎をもちます。
そのためか、他の蘭と比較していっそう華やかで、色っぽさや大人っぽさが引き立ちますね。
そんな華やかなカトレアも、やはり蘭に共通する優美さをたたえているので、「優美な貴婦人」という花言葉をもちます。
カトレアの大ぶりな花びらは、まるで鮮やかで美しいドレスをまとった貴婦人のようで、ぴったりの花言葉ですね。
カトレアの色っぽい華やかさから、「成熟した大人の魅力」という花言葉もあります。
これは胡蝶蘭などにはない魅力を物語っていますね。
また、カトレアには「魔力」という花言葉があります。
カトレアは花でありながら、美しく色っぽい女性を連想させるほどの魅力をもちますから、みる人に「魔力」を感じさせるのも納得出来ますね。
同様に、「魅惑的」という花言葉もあります。
こちらも、やはり花とは思えない色っぽさや美しさをももつカトレアによく似合う花言葉ですね。
6.シンビジウムの花言葉は「飾らない心」「素朴」「高貴な美人」
シンビジウムは東南アジアに自生していた蘭を改良されて出来た洋ランで、胡蝶蘭とともに人気の高い蘭です。
シンビジウムの花の色はカトレアなどと比較すると落ち着いた色味をしています。
そのため、「飾らない心」や「素朴」といった華やかさというよりも、実直さや落ち着きを感じさせる花言葉があるのも納得です。
しかし、やはり蘭らしい上品な美しさをもあり、「高貴な美人」という花言葉もあります。
シンビジウムの色は白やピンク、黄色や緑などもあり、決して地味な色ではなく、他の蘭と同様に華やかさも持ち合わせています。
このほか、色によっても花言葉が変わります。
白いシンビジウムは「深窓の麗人」、黄色なら「飾らない心」「誠実な愛情」、緑なら「野心」、ピンクなら「素朴」「上品な女性」などです。
色によって「飾らない心」と「野心」などのギャップがあり、面白い花言葉をもっている蘭ですね。
シンビジウムは価格も胡蝶蘭などと比較すると手頃で、寒さにも強く育てやすいので、人気のポイントになっています。
7.テンドロビウムの花言葉は「わがままな美人」
テンドロビウムは色によっても花言葉が変わりますが、そのほとんどは女性の美しさや愛、色気や官能性を示します。
例えば、赤いテンドロビウムは「情熱と欲望」、ピンクは「官能」「誘惑」、紫は「欲望」「官能」、黄色は「エロティシズム」と「愛の暖かさ」などです。
やはり、「わがままな美人」を彷彿とさせる、色っぽさや欲望を示す花言葉が多くありますね。
ただし、その中でも白いテンドロビウムは、「純粋な愛」「欲望に負けない」という花言葉をもちます。
白のもつ清潔感、汚れのなさといったイメージが投影されていますね。
テンドロビウムは蘭の中でも寒さに強く、たくさん花を付けてくれます。
そのためやはり人気も高い蘭ですが、「わがままな美人」という花言葉のとおり、繊細さよりも華やかでしたたかな印象を与えますね。
蘭の花言葉を知ろう
蘭の花言葉をご紹介しました。
蘭全体の花言葉は「優雅」「美しい淑女」で、蘭の姿のとても上品で美しいイメージそのままです。
種類や色が変わっても、やはりどの蘭にも品と美しさを感じさせる花言葉がありましたね。
蘭を贈ったり、また購入するときは、ぜひ今回の花言葉を参考にしてみてくださいね。