受験前に神社やお寺に行って絵馬に合格祈願を書きに行く人はとても多いです。
ここでは、そんな絵馬の合格祈願の書き方や掛け方についてご紹介します。
これから書きに行きたいと思っている方は是非参考にして下さいね。
1.そもそも絵馬とは何か
絵馬とは、神社やお寺に願い事を描く、木でできた板の事を言います。
奈良時代にはすでに絵馬を描く風習があったと言われており、いかに絵馬が日本人にとって大切なものであるかが分かります。
昔、本来は馬を奉納しなければなりませんでしたが、馬を奉納するのが経済的等色々な理由があって難しいという人は、馬の絵が書かれた木の板を代わりに奉納していたと言われています。
最初、絵馬は神社にしかありませんでしたが、平安時代にはお寺にも絵馬が広がり、その風習は今も続いています。
さらにそこから芸術的な絵馬が登場し、多くの人を楽しませてきました。
合格祈願の絵馬を描く習慣が広がったのは昭和からです。
そこから合格祈願のために絵馬に絵馬に願い事を書く事は多くの受験生にとって必須と言える程になりました。
2.誰が見ても分かりやすいように完結に書く
絵馬は、神様に見て頂くものです。
ですので、誰が見ても分かりやすくハッキリと自分の意思を書く事が大切です。
さらに、書き方も「あの学校に合格したい」と希望を書くのではなく「あの学校に合格する」とハッキリと書くようにしましょう。
その方が決意が神様に伝わるからです。
また、絵馬の裏表が分からないという場合は、どちらに書いたらいいのか神主さんや住職さんに聞いて見るようにしましょう。
絵馬を書くためのペンは大体その神社やお寺にある場合が多いですが、念のために自分でも持っていくようにするとベターです。
この時、黒い油性のマジックを使いましょう。
水性だと水に溶けてしまい文字が消えてしまうので注意しましょう。
絵馬には願い事を一つだけ書く事が大切です。
志望校がいくつもある場合は本命のみ書くようにしましょう。
欲張っていくつも願い事を書いてはいけません。
また、絵馬にはどこの誰がどういう願い事をしているのか神様に知ってもらうために住所と氏名を書くのが一般的です。
ですが、もちろんそれを知られたくないという場合もあります。
そういう場合は県名とイニシャルだけでも大丈夫です。
今は個人情報を保護するためのシールがある場所があるので、利用したい人は聞いてみましょう。
3.合格祈願の絵馬の掛け方について
絵馬は、基本的にその絵馬を頂いた場所に収めます。
絵馬を掛けるための場所があるので、そこに掛けましょう。
有名な場所によっては絵馬がたくさん掛かっており、その絵馬を見るのも楽しいという人は多いです。
気をつけないといけない事は、絵馬を掛ける場所が万が一分からなかった時です。
勝手に掛けるのはやめましょう。
それは失礼な行為だからです。
そういう時は神主さんや住職さんに聞いてみましょう。
正しい場所に掛けるのも大切な事です。
しっかりとマナーとルールを守りましょう。
4.合格祈願で有名な場所
せっかく合格祈願をするなら、有名な場所に行きたいと願う人は多いです。
ここでは、合格祈願で有名な場所について紹介します。
まずは福岡にある太宰府天満宮です。
ここには学問の神様と言われている菅原道真公が祀られている、全国屈指の合格祈願の神社です。
ここは菅原道真公を祀っている数多くの神社の中でも総本宮と呼ばれており、全国各地から受験に合格したい人はもちろん、学問を極めたい人等学問に関する事でたくさんの人が参拝に訪れています。
また、この太宰府天満宮は実はアートでも有名です。
様々な美しいアートは多くの人を今も魅了しています。
せっかくここを訪ねたら是非時間をゆっくりと取って色々な場所を見て回る事をオススメします。
太宰府天満宮と同じく、菅原道真公を祀っている事で全国各地から多くの受験生が訪れている神社が京都にある北野天満宮です。
非常に強いパワーが宿っているパワースポットとしても有名です。
また、梅の時期には梅花祭が行われています。
湯島天神は、東京にある菅原道真公を祀っている神社です。
東京にあるという事で、受験シーズンには非常に多くの受験生が訪れます。
また、勝負事に強い神様も祀っているので、受験以外にも勝負事に勝ちたい人も多く訪れます。
人生をかけているとも言えるほどのここ一番の大勝負が待っている時に湯島天神に参拝をする事で勝負に勝てると言われています。
絵馬で合格祈願しよう
絵馬の合格祈願の書き方や掛け方についてご紹介しました。
受験に合格をしたい、資格試験に合格をしたい等何かに合格をしたい方は、是非神社やお寺に参拝をして絵馬を書き、合格祈願をしましょう。
この時大切な事は、しっかりと参拝をしてから書く事です。
参拝もせずに絵馬だけ書いて変えるのはそこの神社やお寺に失礼です。
受験等何かに合格をしたい時は是非上記を参考にしてお寺や神社へ絵馬を書きに行って下さいね。
きっと神様があなたの頑張りを見守ってくれるでしょう。