3.風水における玄関の鏡の種類のポイント
鏡には、大きさ以外にも、形や色があります。
また、無機質を感じさせる金属的な鏡や、木の枠に覆われた優しい印象を受ける丸い形をした鏡を思い浮かべる人も多いかもしれません。
玄関に置くのに望ましい鏡としては、丸い縁に覆われた鏡が良いでしょう。
これは形状が「円満」を意味するからです。
特に玄関を入って右側に置く鏡としては、人に関わる運気が強く作用するため、木製の縁を持った円形・楕円形の丸さを持った鏡が良いとされています。
色は、落ち着いた色を選ぶ方のが良いですが、これも大きさ同様に、それまで玄関に並べられていた調度から極端に外れることなく、釣り合いが取れる色合いであれば問題ありません。
何気なく、そこにそっと置かれている姿を思い浮かべてみてください。
ちょうど、森の中に置かれた落ち葉やどんぐりのように、そこに自然にあるのが当たり前で、意識することなく、落ち着いていられるくらいのイメージで考えてみると良いでしょう。
次に、玄関を入って左側の鏡についてですが、財運に関わることから縁のない四角い大きな鏡を飾ろうとしてしまいがちですが、四角い鏡は風水では要注意です。
その鋭利な四角さが傷つけるイメージを持つからです。
これは運気も例外ではなく、せっかく入ってきた良い運気が、その鋭利な感触を嫌って逃げ帰ってしまうのです。
それを避けるため、八角系の形をした鏡を飾ると良いされますが、これにも良し悪しがあります。
あまりに荘厳な鏡は、違和感を覚えさせ、そこに映るものを選ぶようになってしまうからです。
こちらも、玄関にちょうど合うと家主が感じる形の鏡を選ぶことで、誰に対しても優しい運気が自然と流れ込んでくるようになるでしょう。