3.ライラックの花言葉は「思い出」「友情」「青春の喜び」「若者の純潔」
北海道の花見といえば、サクラやウメでなく、このライラックとされています。
北海道で有名なことで分かる通り、寒冷な地域に根付いて花房をつけます。
濃い紫色の小さな花々を、枝一杯に咲かせて春の訪れを教えてくれるこの花は、香りも高く香水の原料としても知られていますね。
花弁は通常4枚ですが、稀にある5枚の花を見つけると幸せになれるなんて言い伝えもある、素敵な樹木です。
咲き方もサクラのように一重や八重など、品種によって違いがあるため、より華やかさを演出したいときは後者を選ぶと良いでしょう。
蕾の頃は紫でも、開花後はピンクになるという驚きを提供してくれる品種もあります。
ちょっとしたサプライズですね。
ライラックそのものの花言葉は「思い出」「友情」です。
まさに学生生活の最後を飾るにふさわしい花ですね。
また白いライラックは「青春の喜び」という意味も持っています。
フランスで培われたイメージだそうです。
逆にイギリスでは白いライラックは悲恋にまつわるエピソードがあるのですが、ライラックの無垢な白は、切ないほどひたむきな若者の心を表しているともいえます。
勉強に部活動、文化祭に修学旅行、友達との会話や恩師との学び、淡い恋の思い出など学生の頃にしか育めない思いを、ライラックは静かに彩ってくれます。
他の花と違い、樹木なので、少し取り扱いが異なるかもしれません。
繊細な花茎が女性的な印象を与えるならば、こちらはユニセックスな雰囲気を持っています。
色も紫や白などクールな寒色系なため、花を贈られるのは躊躇しそうな男性相手でも、ライラックならば受け取りやすいはず。
また単色でストイックな魅力のあるライラックは、他の大輪の花との相性も抜群です。
バラやラナンキュラスなど、お互いを脇役にしないで引き立てあうことでしょう。
水をとにかく欲しがる花なので、給水にだけ気をつかってあげれば、長持ちさせることも叶います。