1.スイートピーの花言葉は「門出」「別離」「分別」「やさしい思い出」
涙をぬぐって友達との別れを惜しみ、再び会うことを誓って、それぞれの道を歩きだす。
そんな青春の1ページにぴったりの花がスイートピーです。
ピンクに紫、白に黄色など、色は実にさまざまな種類があり、たっぷりとしたフリル状の花弁は思わず触りたくなってしまうほどかわいらしい花です。
育てるのも難しくなく、よく花壇や庭で見かけたという人も多いのではないでしょうか。
元はイタリアのシチリア島の花で、イギリス王室の方々が好んだことから世界中に広まったとされています。
まるで色とりどりの蝶々が、つるに止まって休んでいるような華やかな姿と、麝香(ムスク)のような艶やかな香りが特徴です。
「門出」「別離」は花々を、今にも飛び立っていきそうな蝶々に例えた言葉です。
マイナスイメージがつきやすい「別れ」ですが、凛として飛び立つ姿に若者の姿を重ねれば純粋な祝福に繋がりますよね。
「やさしい思い出」もここに関係してきます。
ありし日の楽しかった思い出を、いつまでも忘れないという健気な誓いの言葉です。
また、黄色のスイートピーは「分別」という言葉も持っています。
別れの際に、いつまでも感傷的な気分を引きずっていては、次のステージに臨めません。
別れは痛みではありますが、心の成長痛です。
時にはきっぱりと過去の自分に別れを告げて旅立つことも大切です。
色をいくつか取り合わせれば、贈り主の真心も伝わることでしょう。
一本一本が華やかなので、贈るときにも余計な装飾はいりません。
花を損ねないやわらかなペーパーで包み、リボンで飾るだけで存在感を醸し出します。
時期的にも春の花で手に入れやすいのもポイント。
今回紹介する花の中では一番可憐で愛くるしいイメージを持ちます。
女性や子供へ贈るにはぴったりです。
また、スイートピーは「マメ科」です。
稀に咲き終わった後にマメができることがあります。
そこまで丁寧に持たせることができたら、素敵ですね。
新しい出会いへの予兆のようではありませんか。