1.六曜の先勝とは
まず六曜(りくよう)とは、その日の吉凶を占う目安としてカレンダーに記されているものの事です。
今現在の暦では月初めにずれる場合もありますが、六曜は先勝から始まり赤口で一回りします。
さて、それでは六曜の先勝とは一体どんな意味があるのでしょう?
「先勝」(せんしょう・さきがち・せんかち)は午前中は吉で午後は凶とされています。
用事があるのなら午前中に行うが吉、と言うことですね。
特に急用を済ませる場合や訴訟に関連することであれば先勝に倣い、午前中に行うが良しとされています。
「先んずれば即ち勝つ」万事に急ぐことが良いという意味です。
先勝では午後は凶となっていますが、午前中から始めたのならお昼をまたいだとしても、吉が凶に転じてしまうことはありません。
ですから先勝だからといって、午前中に慌てて用事を片付ける必要はありません。
ご安心下さい。
さて、六曜で先勝は午前中が吉で、午後が凶を意味します。
急用や訴訟を行う場合には先勝が良いという事でしたが、では先勝にすると悪い事とはなんなのでしょう。
実は先勝の日に葬儀とお葬式を行うのは問題ありませんが、お通夜を行うのは避けたほうが良いでしょう。
六曜は先勝から決まった順にローテーションしていきます。
そして基本的に先勝の次の日は「友引」です。
友引にお通夜などを行うのは縁起が良くない、マナー違反とされていますので気を付けましょう。