2.仏滅にしていいこと
実は、最凶とされる日でもしていいことはあります。
〇葬儀(葬式、お通夜)、法事
先に述べた通り、もともと中国の暦注である六曜は、インドで生まれた仏教とは関係のない日です。
「友引」は、その漢字から「友達を引っ張っていく」とイメージされ、友引を葬儀の日にすると、縁起が悪いと一般的には言われています。
火葬場が、だいたいどこも友引をお休みにしているのはこのためです。
仏教の宗派によっては、友引を避けずに葬儀を行うところもあります。
しかし、友引とは違い、葬儀や法事が仏滅の日になっても何ら問題はありません。
〇引っ越し
仏滅は「物事がいったん滅び、新たな物事が始まる」の「物滅」ですから、引っ越しは新たな門出であるため、仏滅でも良いという考え方があります。
〇神道の儀式(厄払いなど)
仏教だけでなく、本来は神道も六曜とは関係ありません。
そのため、神社側が結婚式や祈祷などで何かと忙しい大安を避けて、さまざまなイベントを仏滅に行うこともあります。
〇就職活動や新規事業
もともとの読み方である「空亡」「虚亡」は何もない状態を指します。
何もない状態はそれ以上悪くなりようがないので、新しくゼロから始める人にも仏滅は適しています。