3.五行における似た者同士の関係
誰かとお付き合いする際、自分と似ている雰囲気を持っている人を選ぶ人も多いと思います。
自分と趣味が合う、好きなことが似ている、そういったことではなく、ふとした行動だったり、考え方が似ている人という持って生まれた人間の本心の部分です。
五行占いのなかでも、同じ属性のもの同士は似たもの同士ということで、良いところも、悪いところもある、「比和(ひわ)」と言います。
この関係は、物事が上手くいっている時は二人とも上手く行き、何か問題が起きつまずいた時は二人でつまずいてしまう、良いことも悪いことも二人一緒にやってくるというものです。
物事が上手くいっている時は良いのですが、問題が起きた時が問題です。
「相生」の関係であれば、相手が助けてくれることもあるかもしれませんし、「相剋」の関係であっても、どちらかは問題なく上手くまわっているかもしれませんが、この「比和」の関係だと、問題に直面した時に解決し這い上がるのがとても大変です。
その分、二人とも良い時は運気が2倍なので、すごく良いかすごく悪いか両極端な相性なのかもしれません。
しかし、結婚式の誓いでも牧師さんは「病める時も、健やかなる時も、富める時も、貧しき時も」と述べるので、二人で苦境を乗り越えることも愛であり、二人で幸せになることも愛。
この「比和」の関係性は結婚相手という点では、良い相性ではないでしょうか。