五行占いとは、中国が発祥のとても古く伝統ある占いです。
その占いは文字通り、《木、火、土、金、水》と5つに属性に生年月日を基に振り分けられます。
そして更にその中で《陽・陰》に分けられます。
この世に存在する全てのものは、この木火土金水の5つにより構成され、この5つが巡ることにより、進化していくと昔の人は考えていました。
そんな五行にも相性があります。
そこでこの五行占いにおける各属性の相性を解説します。
1.五行における相性がいい関係
まず始めに、相性の良い関係を見ていきましょう。
実はこの五行占い、とてもわかりやすいものです。
木→火→土→金→水→先頭の木に戻る。
この矢印の先の属性こそ、相性の良い相手となります。
例えば、木の属性の人は、火が相性の良い相手となります。
・「木」をこすり合せると燃えて「火」が生じる。
・「火」が燃え尽きて灰となれば「土」に還る。
・「土」の中に「金」属が存在する。
・「金」属が冷えると「水」が生じる。
・「水」は「木」を育てる。
このように、何かを生じる関係にあるものが相性の良い属性となります。
五行占いの中では「相生(そうしょう)」と言います。
そのなかでも、男女の恋愛における相性を見る場合、女性が生じる側、男性が生じられる側にいることがとても良い関係と言えます。
自身の身を削って相手を生じる、この「生じる」というのは、自分を犠牲にしてでも愛情を注ぐ、という意味です。
今では、男性が主夫なんてこともある世の中ですが、ずっと続いている男性の仕事をサポートし、食事を作り、子供を育て、と献身的に尽くす女性という図はこういった占いとも関係があります。