2. 桑
桑(クワ)の花言葉は「共に死のう」です。
クワにこんな恐ろしい花言葉がついたのは、ギリシャ神話が由来となっています。
愛し合うピュラモスとティスベという若者は、お互いの両親から交際を反対されある夜に駆け落ちすることにしました。
2人は桑の木の下で待ち合わせすることにしました。
ティスベが桑の木の前に到着すると血まみれのライオンが現れました。
ティスベが慌てて逃げた拍子に被っていたベールを落としてしまいました。
そこへやって来たピュラモスは血まみれライオンと落ちているティスベのベールを見て、愛するティスベが死んだとものと思い込み悲しみのあまり自ら死を選んだのでした。
その後待ち合わせ場所に戻って来たティスベも、変わり果てたピュラモスの姿を見て悲しみ後を追って命を絶ったのです。
このお話は誰もが知っているであろう「ロミオとジュリエット」の原型とも言われているお話です。
この物語に桑の木が登場することから桑の花言葉は「共に死のう」となりました。