2.大安とは何をやってもうまくいく日
では大安吉日とほぼ同じ意味の「大安」とはどういうものなのでしょうか。
「大安」というのは暦、つまりカレンダーに書かれている注意事項の様なものと考えていただければ大丈夫です。
「大安」の他にも、「仏滅」「友引」など6種類あり、これらを「六曜(ろくよう)」と言います。
現在は月曜・火曜…という曜日が使われていますが、これと似たようなものだと思うとわかりやすいかもしれません。
ちなみに月曜・火曜…のことは「七曜」と呼ばれます。
7日周期の曜日と同じように、6日周期でローテーションするのが六曜です。
1ヶ月は約30日ですから、だいたい月に5回は大吉がやってくるわけですね。
そして、六曜には吉兆、つまり運勢のいい日・悪い日という意味がつけられています。
その中でも「大安」はなにをやってもうまくいくという日です。
ちなみに、六曜の歴史は古く、鎌倉時代に中国から伝来したと言われています。
でも実は明治時代に六曜は禁止されていたため、ここまで一般的になったのは戦後になってからです。
今ではカレンダーに書かれていることが多い六曜なので、大昔からの風習なのかと思われがちです。
しかし一般庶民が六曜を気にするようになったのは、意外と最近のことなんです。