2.スノードロップの勇気のでる花言葉、「希望」「逆境の中の望み」「もしもの時の友」「慰め」
スノードロップには、逆境の中にあったとしても元気がでてくるような花言葉があります。
それは「希望」や「逆境の中の望み」です。
これはスノードロップが持つある伝説に端を発しています。
あなたは「旧約聖書」の「創世記」にしるされているアダムとイヴのおはなしを知っていますか?
アダムとイヴはエデンの園という楽園で楽しく幸せに暮らしていました。
エデンの園には苦しみも悲しみもなく、まるで天国のような場所でした。
けれどその天国のようなエデンの園にはひとつだけしてはいけないことがありました。
それは、「善悪の知識の木の実」を食べてはいけないということでした。
アダムとイヴは神さまから与えられたこの決まりを破ることなく、幸せに暮らしていました。
しかし、悪魔の化身であるヘビがある日イヴをそそのかします。
ヘビにそそのかされたイヴはとうとう禁断の果実を食べてしまいました。
禁断の果実はとても甘くておいしかったので、イヴはアダムにも食べることをすすめます。
そして、ついにアダムも禁断の果実を口にしてしまいます。
その瞬間に二人の中に、今までなかった羞恥心や怒り、悲しみや嫉妬などの負の感情が生まれるのです。
アダムとイヴが約束を破ったことを知った神さまは怒り、二人に罰を与えます。
それは、アダムには死ぬまで土を耕して食べ物を得なければならない苦しみ、そしてイヴには子どもを産む苦しみを与えるという罰でした。
そして神さまは、アダムとイヴを楽園から追い出します。
エデンの園から追放された二人は、悲しみに暮れていました。
それを見た天使がアダムとイヴを慰めるために、降っていた雪をスノードロップに変えてくれるのです。
天使は「絶望していてはいけませんよ。もうすぐ春がくるのですからね」と二人を慰めたと言います。
こういった伝説から、スノードロップには「希望」「逆境の中の望み」「もしもの時の友」「慰め」といったやさしい花言葉があります。