大切な人とずっと一緒にいたいという想いを伝えるなら「忠誠」を花言葉に持つ花をプレゼントしましょう。
忠誠を誓いどんな時も味方でいることを示すことができます。
そこでここでは「忠誠」という相手への一途な心を示す花言葉を持つ花を紹介します。
忠誠を意味する花1:スミレ
スミレの花の一般的な花言葉は、「忠誠」「愛」「謙虚」です。
まさに道端にひかえめに咲いているスミレの可憐さにぴったりです。
ただし、少し気をつけて頂きたいのは、色で少し意味合いが変わってくるということです。
青色のスミレの花であれば「誠実」「愛」と凄く純粋な愛の言葉を贈ることが出来ます。
しかし白色だと「率直」「無邪気」など良い意味合いの花言葉の他に「乙女の死」や、紫色だと「移ろいやすい愛」など不吉な意味を持ってしまいます。
そのためもしスミレの花をお相手に贈る時は、青色のスミレにすることをオススメします。
紫色も、先述の様な不吉な花言葉の他にも「あなたのことで胸がいっぱい」などロマンチックな意味もありますし、落ち着いた色合いでもあるため、慎み深く純粋な気持ちを表現する意味ではとても素敵です。
スミレは、2月~5月に咲く花なので、春先に想いを伝えるのにぴったりですね。
素朴な花ですが、静かに誠実にお相手にあなたの忠誠心を示してみるのに良いでしょう。
忠誠を意味する花2:マーガレット
マーガレットは、「好き、嫌い、好き・・」と行う花占いにも用いられている恋の花です。
一般的な花言葉は、「誠実」「信頼」そして「恋占い」などです。
その中でも、ピンク色のマーガレットには、「真実の愛」という花言葉があり、特に女性には喜ばれます。
花もぱっと人目を引く花で、ゴージャスな印象の花なので、飾っても部屋が華やかになりますよね。
開花時期は、3月~11月と長いため(6月~9月は夏場のため咲きにくい)、比較的プレゼントしやすい花です。
ちなみに、このマーガレットはギリシャ神話で「処女神」「出産の神」と崇められている女神アルテミスに捧げられた花だと言われており、そうしたことからこの「誠実」「信頼」という花言葉が付けられたと言われています。
プレゼントする際にこのプチ情報も添えて渡してみてはいかがですか?
忠誠を意味する花3:ベロニカ
ベロニカの花言葉は、「忠誠心」「忠実」「女性の貞節」などです。
花自体も、縦に伸びた立ち姿で、女性の凛とした美しさを感じさせられます。
ベロニカは、種類が多く、色別に花言葉はありません。
なので、沢山の種類のベロニカから好きな花を選べますね。
色は、青・紫・ピンク・白など他の花と一緒にプレゼントしても馴染みやすい色が多いので、とても使いやすい花です。
花言葉の意味としても、相手の女性らしさ、それに忠誠を誓う言葉なので、物静かで凛とした女性に良く似合う花ですよね。
ベロニカという名前は、聖女ヴェロニカからきており、なんとイエスキリストが関係する言い伝えがあるそうです。
そのお話が、磔の刑に連行されているためゴルゴタの丘へ連行されているイエスキリストの姿を見た聖女ヴェロニカはベールを差し出して汗を拭くように言います。
すると、その汗を拭った後のベールにキリストの顔が浮かび上がっていたというものです。
このお話からも分かるように、その聖女の人の良さがこのベロニカの花言葉にも反映されています。
忠誠を意味する花4:オオイヌノフグリ
オオイヌノフグリの花言葉は、「信頼」「清らか」「神聖」「忠実」です。
これは、先述のベロニカの花に由来されるもので、オオイヌノフグリの学名がベロニカと同じ綴りということで同じような花言葉を持つことになったようです。
しかし、このオオイヌノフグリは漢字で「犬の陰嚢」と表記されます。
いくら姿が似てるからと言っても、せっかくの可愛い花なのにちょっとショックですね。
濃い目の青色や白色、紫色などがあり、清楚さを強調させます。
3月~4月に咲く春の花で、小ぶりの花ですが、オオイヌノフグリが一面に咲いている花畑は圧巻です。
名前の由来はあまり口に出したくないですが、花言葉と花の姿はとてもしっくりきますよね。
ちなみに、花びらが散りやすいそうなので、観賞用にはオススメできません。
一応、雑草なので道端に咲いているのを探すデートも楽しそうですね。
忠誠を意味する花5:ヘリオトロープ
「香水草」「匂ひ紫」など別名がある程香りが良く、古くから香水などにも使用されていたこのヘリオトロープ。
この花の花言葉は、「献身的な愛」「夢中」「忠誠心」などです。
これは、水の精クリティが太陽神アポロンに恋をしたものの失恋してしまった際に、9日間地面に座って飲まず食わずで空のアポロンを見つめていたクリティがヘリオトロープに姿を変えた、と言われていることが由来です。
なので、ギリシャ語で「太陽に向かって咲く花」という意味があるそうです。
少し切ない話ですが、失恋しても尚相手を想い続けるひた向きな心がこの花の花言葉に表れています。
花は紫色と白色で、小さい花がドーム状に咲きます。
香水や石鹸にも使用されていることからも分かるように、甘くバニラのような匂いがするため、女性に喜ばれる花ですね。
開花時期は、5月~7月と初夏限定なのでこの期間を逃さないようにしないといけませんね。
母の日などにもオススメです。
忠誠を意味する花6:アキレア
アキレア(別名ノコギリソウ)は小さい花を沢山咲かせる可愛らしい花です。
アキレアの花言葉は、「勇敢」「忠実」「戦い」「治療」など可憐な花なのに、意外と勇ましさがあるのが特徴です。
これは、ギリシャ神話のトロイア戦争で英雄アキレウスが兵士の傷を治すためにこのアキレアを用いたことが由来とされています。
アキレアは、実際にも治癒の効果を持つ花で、炎症の熱を解熱したり、止血などでも使われています。
花の色は、赤色、ピンク色、オレンジ色、黄色、白色など鮮やかな色が多いのも特徴です。
開花時期は5月~8月頃で、夏に映える色合いです。
恋の花というよりも、戦友に贈る花、会社の社長に贈る花として使えますね。
ただ、「戦い」の意味だけではなく、癒す意味の花言葉も含まれていることから、チーム一丸となって団結しようとする際に部屋にあると、士気が高まるかもしれません。
忠誠を意味する花7:エビネ
ラン科の花で、控え目な印象のこの花は、「謙虚」「誠実」「忠実」などの花言葉があります。
由来は、見た目通り、華やかなラン科の花の中でもひと際落ち着いた、花言葉通り謙虚な花であることからきているそうです。
このエビネは和名で、偽球根が海老に似ていることから名づけられたようです。
日本や朝鮮半島、中国が原産国なので、少し身近に感じますよね。
色は、白色、赤色、オレンジ色、ピンク色、黄色、緑色、紫色、褐色、茶色、黒色、と無い色はないとされる程多彩な花です。
しかし、乱獲によって数が減少しており、環境省から準絶滅危惧植物に指定されています。
地上に太い茎を根ざしているので、花束にしてプレゼントするというよりは、エビネ展など開催されている展示会に行ってこの花言葉を踏まえた言葉を相手に贈るのも良いですね。
花言葉で「忠誠」を意味する花を贈ろう
ここまで、「忠誠」という意味を持つ花言葉をご紹介してきましたが、どの花もこの言葉の意味を持つだけあって、可憐な印象の花が多いですね。
プレゼントできない花でも意外と身近にあるので、花言葉の意味と一緒にお相手へご自分の気持ちを伝えてみると素敵な想い出の1ページになるはずですよ。