2.死と再生の象徴だから蛇の抜け殻は金運アップにつながる
何度も何度も脱皮をして自分の体を作り替える蛇には、洋の東西を問わず死と再生の象徴として、あるいは世界の中心として語られることが非常に多い動物です。
蛇のしっぽを蛇自身が食べているウロボロスと呼ばれるものも、北欧神話の人間が住む国であるミッドガルドにいる、自身の尾を口でくわえていえるヨルムンガンド。
ヒンドゥー教では世界は象と亀に支えられており、さらにそれらをしっぽをくわえた蛇が取り巻いてるとされています。
アステカ文明でもケツァルコアトルが自身のしっぽを噛んでいる姿もあります。
ギリシャ神話でも死者を蘇らせるほどの腕をもつといわれたアスクレピオスの杖には聖なる蛇が巻き付いていたと言われています。
このように、世界中のいたるところで蛇は世界の成り立ちに大きく関わっていると信じられてきました。
そんな生命力に満ち溢れた蛇の抜け殻は死と再生の象徴の最たるものであり、無限に増えるという言い伝えのために珍重されることとなりました。
余談ですが、神格化されているのと同時に忌み嫌われているのも蛇であります。
聖書によるとアダムとイブをそそのかした蛇は神から足を奪われ地の底を這いずり回るようになったとも言われています。
嫌われるのと同時に神格化もされているという文化圏によっては全く扱いの違う動物というわけですね。