「強さ」を意味する花6:春一番を告げるサンシュユ
サンシュユには、「強さ」の中でも、「強い愛」という花言葉を持っています。
他にも、「気丈な愛」「成熟した精神」という花言葉があります。
強い愛と聞くとバラなどを連想しますが、サンシュユの醸し出す優しさや温かさもまた強い愛には必要な要素かもしれません。
そんなサンシュユは庭木として長年愛されています。
3月〜4月に見頃を迎えることから春一番を告げる庭木とも呼ばれています。
ミズキ科ミズキ属という種類に分類され、原産国は中国、朝鮮半島です。
このサンシュユには様々な特徴があります。
まず、葉が開くよりも先に花が咲きます。
このため木全体が黄色の小さな花に覆われます。
小さな黄色い花が約30個ほど集まって咲くため、ポンポンと黄色くてふわふわした塊になっています。
このため、サンシュユは「春黄金花」と呼ばれることもあります。
次に、サンシュユは花の見頃を終えると秋に真っ赤なグミの実に似た小さな実をつけます。
これは、生薬になり強壮剤や泌尿器の病気に効果を発揮すると言われています。
サンシュユの葉の裏には、少し硬めの褐色の毛が生えているので、知らずに触ると痛みを伴うことがあるので注意が必要です。